京都文化博物館(三条高倉角)にて第104回光風会展を開催中です。
新しい時代の変化の中で多彩な具象をめざす絵画部と、堅実なモダニズムを追求している工芸部の作品約140点をお楽しみください。
今回の特集では、京都新聞賞 工芸の受賞者と作品を紹介します。
■工芸の部
京都新聞賞 小寺光代氏 『オアシスⅢ』
作家より…
「今回の作品だけでなく、最近は「オアシス」という言葉の入った題名の作品を、よく染めます。砂漠のような図柄は、最近の環境危機の象徴です。また、田園風景はずっと残って欲しい物の象徴で、田園だけでなく、植物も描きます。技法は、絹地にろうけつ染で染めています。今は、パネル作品ではなく、生地の形に作品を染めています。普段は、実用的な綿や麻、ウールなどにろうけつ染で染めた生地や、その生地を使った縫製品を作っています。ギャラリーなどで、見かけられたら、よろしくお願い致します。」
プロフィール
大阪生まれ、京都市立芸術大学 工芸科 染織専攻 出身。
教員生活を経て、ろうけつ染を始める。
2007年頃から、奈良県展や和歌山県展などに出品。
2008年から、大阪工芸展に出品し、大阪工芸協会会員になる。
2011年から2017年まで、奈良市、和歌山市、大阪市、茨木市、八尾市、神戸市などのギャラリーで個展、グループ展などを開催。
現在、5月10日から20日(日)まで、奈良市高畑町 市内循環破石町バス停すぐ「ギャラリー東大路」にて、グループ展「いいとこどり展」を開催中。
また、6月4日(月)から9日(土)まで大阪市北区西天満4-6-24 老松通り「現代クラフトギャラリー」にて「THE 生地屋」という生地を主にした作品展を開催予定。
★本展は会場内での撮影が可能です!
皆さんぜひ会場にお越しいただき、SNSでハッシュタグ「#光風会京都展」をつけて本展の感想をお教え下さい!