Ｍｙ　ｆａｖｏｒｉｔｅ！ＶａｎＧｏｇｈ！－私のお薦めの１枚【第１弾】

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「ゴッホ展　巡りゆく日本の夢」特集（展覧会は終了しました）
Ｍｙ　ｆａｖｏｒｉｔｅ！ＶａｎＧｏｇｈ！－私のお薦めの１枚【第１弾】

京都国立近代美術館で開催中の「ゴッホ展　巡りゆく日本の夢」。ゴッホが憧れた日本、日本人が憧れたゴッホ。相互の関係を紹介する展覧会として、開会初日から多くのお客様に鑑賞いただいています。
「ことしるべ」では、本展に出品されているゴッホの作品の中から、「My favorite！ Van Gogh！－私のお薦めの１枚」として、コメントを寄せていただきましたので、作品とともに紹介します。（３回掲載予定）

お一人目は、展覧会場に展示されている、ゴッホ未完の作品《恋人たちのいるラングロワの橋》全図復元プロジェクトの復元を担当された、画家の古賀陽子さんにお薦めの１枚をいただきました。

・゜*☆.My favorite！.☆*゜・
この絵の前に立つと、アルルで見たオリーブ園の記憶が鮮明に蘇ります。南仏の炎天下のカラッとした空気を感じ、画面を超えて、広大なオリーブ園が延々と広がる様が見えるようです。うねるようなタッチで描かれた木々はまるで炎のゆらぎのよう。「この景色、感動を永遠にとどめ、表現し尽くしたい」というゴッホの情熱が見事に風景画に投影されているように感じます。絵の中に収まりきらない躍動感、エネルギーが私を惹きつけてやみません。　　―古賀　陽子

古賀　陽子（こが・ようこ）
●2005-2006年:The University College for the Creative Arts（現UCA芸術大学）foundation course (イギリス)
●2008-2009年: Accademia di Belle Arti diFirenze（フィレンツェ国立美術大学）(イタリア)
●2010-2013年: Russian Academy of Art in Florence（現Florence Academy of Russian ) (イタリア)
●2016年: 日本リトアニア友好交流美術展TOKOSHIE　国立チュルリョーニス美術館賞受賞（リトアニア）
●同年: アニメーション映画「ゴッホ〜最期の手紙〜」の制作画家として日本人で唯一参加 (ポーランド)
●2017年: ゴッホ《恋人たちのいるラングロワの橋》全図復元プロジェクトの復元画家を担当
◆古賀　陽子さんのＨＰ：https://yokokoga.jimdo.com