出品作家によるギャラリートーク 1

出品作家によるギャラリートーク 1

自作「初秋の音色」を語る、魚住侑子さん。
秋の野辺、虫の音、露草、ゆれる秋草を眺めていて「幽玄の世界」を感じ、作品に表現したとのこと。
画面に丁寧に描きこまれた虫たちにも注目です。

自作「来迎図」を語る、井手本貴子さん。
人が最期(死)を受け入れる時、仏さまが雲に乗り、迎えにくるという場面を表現したこちらの作品。
竹内先生も「井手本さんの描く作品は、色のハーモニーがとっても美しい」と
おっしゃっていました。

自作「ナゾトキヤマ」を語る、上坂秀明さん。
大自然のとらえどころのない“漠”とした空間の広さ、姿を表現したいと制作した作品とのこと。
画面の真ん中の少年は上坂さんご本人の自画像だそうです。
上坂さんは、学生時代オーストラリアに交換留学をされていた経験があり、留学時のアボリジニとの遭遇体験などもお話くださいました。

自作「2016/05/13 2:32」を語る、八木佑介さん。
作品名の「2016/05/13 2:32」は、こちらの景色をカメラにおさめた時間なのだそう。
粗い黒の岩絵具を画面全体に塗り、その上から点描で丁寧に仕上げていっているそうです。
「私たち人類が築きあげたものから、現代の人類の姿を描いてみたい」とお話くださいました。

出品作家によるギャラリートーク2に続く。