【報告】連続対談vol.6 ゲスト:三笠景子氏(東京国立博物館主任研究員)

【報告】連続対談vol.6 ゲスト:三笠景子氏(東京国立博物館主任研究員)

1月29日、京都国立近代美術館で「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」関連イベント、連続対談が開催されました。この連続対談は、樂家十五代 樂吉左衞門さんが様々な分野で活躍するゲストをお招きして対談するものです。
第6回目となる今回のゲストは、東京国立博物館の三笠景子さん。


専門的な知識も交えながら意見を交わす吉左衞門さん(左)と三笠さん



東京国立博物館にて開催される特別展「茶の湯」(4月11日(火)~6月4日(日))の担当キュレーターでもある三笠さんは、過去に長次郎の「無一物」を触ったことがある経験から、「手に取らないと分からないことがある。ズシッとしていて力があって、残るべくして残っている」という印象を受けたと語りました。十四代覚入の「林鐘」を例えに、制作するうえでの“見込み”への意識を吉左衞門さんに問うなど、研究者ならではの視点でトークは展開されました。

次回、2017年2月5日(日)の連続対談のゲストは、アーティストのJulie Brook(ジュリー ブルック)氏。当日午前10時から1階受付にて整理券を配布します(聴講無料、150席、本展の観覧券提示が必要)。この機会にぜひ、樂茶碗の魅力に触れてみてください。


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