1月7日、京都国立近代美術館で「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」を企画した松原龍一学芸課長の講演会が開催されました。
講演では2015年に海外で開催された樂焼の展覧会の様子などを写真とともに紹介。また、樂焼が誕生した桃山時代の絵画や工芸品はきらびやかなものが多い中、当時の人々にとって装飾を一切排除した初代長次郎の大黒は異様だったのではないかと聴講者に向かって話しました。
次回、2017年1月29日(日)は、樂家十五代 樂吉左衞門さんが様々な分野で活躍するゲストをお招きして対談する連続対談を開催。ゲストは、東京国立博物館主任研究員の三笠景子さん。当日午前10時から1階受付にて整理券を配布します(聴講無料、150席、本展の観覧券提示が必要)。この機会にぜひ、樂茶碗の魅力に触れてみてください。