12月16日(金)「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」の記者内覧会が行われ、特別ゲストとして、元サッカー日本代表の中田英寿さんが応援に駆け付けてくださいました。
会場内では十五代 樂吉左衞門とのトークセッションも行われ、中田さんは「初代から当代、また次期十六代までの作品を一覧できるのは非常に面白い。ひとくちに“樂“といってもそれぞれ全然違う。そこにはぱっと見てもわからない技術や背景はたくさんあるのでしょうけれど、こうして一覧で見てみると色も形も違うし、“樂”というひとことで片づけていいのかというくらいまったく違う。そこに歴史の難しさ、それぞれの世界観を打破しつつも続けないといけない難しさがあるのだろうなと感じる」と語りました。
特にお気に入りの代は三代・道入だそうです。西洋まで通じる美しさをその茶碗に感じる、と中田さんならではの視点で語られていました。ぜひ皆さんも会場でその美しさに触れてみてください。
本展は2017年2月12日(日)まで京都国立近代美術館で開催中です。