創工会支援企画 新進作家五人展
創工会企画として開催してきた会員以外の若手作家を支援する本展も今回で8回目を迎えます。
今回は、陶・漆・硝子、異素材の新進作家5人による展覧会です。
素材も違えば学んだ場所・環境も違う5人が、創工会展という場でお互いに刺激し合い、融合する様をどうぞご高覧下さい。
― 創工会会長・実行委員長 德力竜生
加藤 千佳(硝子) 髙山 大(陶芸)
谷川 美音(漆芸) 南部 楓(陶芸) 西 崇(陶芸)
■加藤 千佳 Chika KATO
1994年 兵庫県生まれ
2015年 第53回 兵庫工芸展 兵庫県教育委員会賞
2016年 神戸芸術工科大学 先端芸術学部 クラフト・美術学科 卒業
第55回 日本現代工芸美術展 近畿展 KBS京都賞
現在 神戸芸術工科大学 大学院 芸術工学研究科 在籍
『 under the… 』
”ガラスの粒度や温度など条件の違いで様々な表情をみせる性質に自然現象に共通する美しさを感じました。それらの性質を生かし、日々変化する日常の中の一瞬の美しさを形に残したいと思って制作しています。”
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■髙山 大 Dai TAKAYAMA
1972年 三重県生まれ
1996年 近藤髙弘氏に師事
2001年 独立
2002年 タンザニアにて土器の制作研究
現在 三重県津市にて制作
『 紅陶祭器 』
“古代土器のもつ「おおらかな美しさ」に惹かれ、ここ数年、紅色の表面を磨き低温焼成したシリーズを制作しています。
作品『紅陶祭器』は、仏教的音曲のための楽器を表現しました。”
■谷川 美音 Mine TANIGAWA
1988年 京都府生まれ
2013年 京都市立芸術大学 作品展 大学院市長賞
京都市立芸術大学 美術研究科 大学院修士課程 工芸専攻(漆工) 修了
2016年 第4回 京宵展
現在 京都市立芸術大学 非常勤講師 勤務
『 filtration 』
"美しいと思うかたちと、くりかえすことの先にあるもの。このふたつが私の今のテーマです。"
■南部 楓 Kaede NANBU
1994年 兵庫県生まれ
2015年 第32回 長三賞常滑展 入選
2016年 神戸芸術工科大学 先端芸術学部 クラフト・美術学科 卒業
第55回 日本現代工芸展 入選
現在 神戸芸術工科大学 大学院 芸術工学研究科 在籍
『 群像劇の主人公 』
"人間ひとりひとりに物語があるように、陶の作品一体一体にもそれぞれの物語があります。
人と同じように影響を与え合ったり、意思疎通を行い感情を共有する彼らの姿を通して見た人の中にある経験や感覚から共感を得たいと考えています。"
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■西 崇 Takashi NISHI
1988年 和歌山県生まれ
2013年 大阪芸術大学 芸術学部 工芸学科 陶芸コース 卒業
2014年 堺市 ハーベストの丘 里山陶芸工房 勤務
2015年 「陶のかたち展」 (GALLERY北野坂/兵庫)
現在 大阪芸術大学 非常勤副手 勤務
『 重器 』
”私の作品は、集合体が生み出す空間と時間の表現です。
磁土の轆轤成型により作られる回転体のフォルムと器の内と外の空間差、個体の集合と熱により変化し生まれ変わる姿を感じる表現を目指しています。”
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