開催期間:2018年3月3日(土)~2018年4月15日(日)
2017年、本多康俊が膳所に入封してから400年の節目を迎えました。本展では膳所城と城下町の構造、藩校などにみる教育、領内農民の生活、膳所焼に代表される文化、幕末動乱の中で発生した膳所十一烈士事件など、歴史の表舞台に登場した膳所藩の歩みを、地元に残された資料を中心に紹介します。
膳所藩主は、康俊、俊次と続いた後、いったん菅沼氏、石川氏と代わりますが、1651年、本多俊次が再任されて以降、明治維新まで、本多氏が世襲しました。膳所藩は、江戸幕府にとって、畿内近国を抑える譜代大名として重要な役割を担い、また禁裏の守護や京都市街の防火、交通の要地である瀬田唐橋の修築などにもあたっていました。
本展では膳所城や城下町を描いた大絵図、藩主所用の具足、合戦のときの家臣団の陣立図、幕末動乱のなかで処刑された十一烈士の遺品をはじめ、藩校遵義堂や膳所焼に代表される教育や文化、領内農民の生活の様子などを、バラエティーに富んだ史料の数々によって紹介します。
作品画像は
上:近江八景図屏風(右隻) 江戸時代後期 大津市歴史博物館蔵
中:膳所藩烈士こより字短冊 慶応元年(1865年) 大津市歴史博物館蔵
下:膳所鉄釉耳付茶入 銘童女 江戸時代前期 大津市歴史博物館蔵
★企画展関連講座★
※各回とも午後2時~午後3時30分(3月17日は午後半日)
※有料。事前申込が必要。詳しくは大津市歴史博物館まで。
・3月10日(土)「幕末の悲劇 膳所十一烈士事件」
樋爪 修(大津市歴史博物館館長)
・3月17日(土)「現地見学―膳所城下町を探る―」
樋爪 修(大津市歴史博物館館長)
・3月24日(土)「膳所藩の飛地領支配」
郡山 志保(甲南大学非常勤講師)
・4月7日(土)「膳所城と粟津晴嵐の景観について」
横谷 賢一郎(大津市歴史博物館学芸員)
・4月14日(土)「膳所縁心寺文書を読む―藩主の菩提所とその史料―」
高橋 大樹(大津市歴史博物館学芸員)
ぜひお越しください!
開催期間 | 2018年3月3日(土)~2018年4月15日(日) |
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時間 | 午前9時~午後5時(入館は閉館30分前) |
休館日 | 毎週月曜日と3月22日(木) |
会場 | 大津市歴史博物館 大津市御陵町2-2 |
ホームページ | http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/ |
料金 | 一般600円(480円)、高・大生300円(240円)、中・小生200円(160円) かっこ内は前売り、15人以上の団体割引、大津市内在住の65歳以上の方、大津市内在住の障がい者の方と介護保険の要介護者または要支援者の方の割引料金 |
お問い合わせ | 大津市歴史博物館077(521)2100 |
主催/後援など | 主催:大津市、大津市教育委員会、大津市歴史博物館、京都新聞 協力:膳所藩資料館 後援:NHK大津放送局、BBCびわ湖放送、エフエム滋賀 |