アート・展示
京都ならでは!
終了

開催期間:2024年8月6日(火)~2024年11月10日(日)

◆終了◆ 「琳派リフレイン―山本太郎と芸艸堂」Rimpa Refrain Taro Yamamoto and Unsodo

◆終了◆ 「琳派リフレイン―山本太郎と芸艸堂」Rimpa Refrain Taro Yamamoto and Unsodo

琳派は、江戸時代初期に京都の町衆から生まれたアートです。俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、神坂雪佳と、琳派にはおよそ100年ごとにその時代を代表する画家が現れ、それは400年以上に及ぶ日本初のアートムーブメントとして捉えることもできます。

その歴史の中では“風神雷神”をはじめ、俵屋宗達の「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」、尾形光琳の「燕子花図屏風」といった同じモチーフをリフレインする(繰り返す)という手法が受け継がれてきました。山本太郎はその手法を用い独自の世界を創造しています。

本展では、尾形光琳の「燕子花図屏風」に着想を得、アンディ・ウォーホルの《Flowers》シリーズをオマージュした新シリーズ《Flowers Iris》と、近年の作品を中心に展覧します。

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①山本太郎《Flowers Iris》紙本金地着色 2024年
②山本太郎《Flowers Iris Pink background》紙本着色 2024年
③山本太郎《Flowers Iris Tricolor》紙本銀地着色 2024年
④山本太郎《Flowers Iris Azure background》紙本紺碧地着色 2024年
※撮影=伊藤信

 

また、日本唯一の手摺木版和装本出版社である芸艸堂の協力のもと、山本がこれまでもオマージュ作品を制作してきた神坂雪佳、中村芳中の作品を合わせて展示します。
近代琳派の作品と山本の作品を比較してご覧いただき、山本が先人の志と意匠を継承しながらも、独自の表現で新たな作風を生み出していく姿勢、その魅力をお楽しみください。


山本太郎《信号住の江図》紙本銀地着色 2015年


神坂雪佳 百々世草より《住の江》©芸艸堂

 


山本太郎《カンパニー犬》 紙本着色 2024年 撮影=伊藤信


中村芳中 光琳画譜《仔犬》©芸艸

 


★会期中イベント★

 

(1)絵本読み聞かせ&ワークショップ ※終了しました

小学生以下のお子様連れの方を対象とした、山本太郎さんによる絵本の読み聞かせとお絵描きのワークショップを開催します。
読み聞かせの絵本:『新しい昔ばなし つなぎまちと130人のこどもたち』(虚屯出版 / caracriworks)

【日程】8月17日(土) ①10:30 ②13:00 ③15:00
    8月18日(日) ①10:30 ②13:00
【時間】1時間程度
【定員】各回6組 ※要申込
【参加費】1,500円(入館料込)
【持参物】お好きな画材(水を使用しないもの)

※大人1名様分の入館料が含まれています。小学生以下の入館料は無料です。
※お子様がワークショップ参加の間も館内をご覧いただけます。

 

(2)茂山千之丞×山本太郎 ギャラリートーク ※終了しました

能楽師・狂言方の茂山千之丞さんと山本太郎さんによるギャラリートークを開催します。
館内を回りながら、展示されている作品についてなどお話しいただきます。

【日程】10月19日(土) ①11:00 ②13:00
【時間】1時間程度
【定員】各回15名 ※要申込
【参加費】3,000円(入館料込)

※当日は本イベント開催のため以下の通り開館時間を変更します。
開館時間:14:00~18:00(最終入館17:30)

 

【申込】
(1)・(2)ともに、参加希望の方は「ZENBI―鍵善良房―」ホームページの【お問い合わせ】ページから以下の必要事項を記載の上、お申し込みください。
「ZENBI―鍵善良房―」ホームページはこちらから。
 

《必要事項》
「琳派リフレイン」絵本読み聞かせイベント 参加希望
or
「琳派リフレイン」ギャラリートーク 参加希望


1)お名前
2)お電話番号
3)メールアドレス
4)ご希望の回数(例:8月17日(土)①10:30)
5)参加人数

 


 

山本太郎 Taro Yamamoto
1974年熊本生まれ。京都造形芸術大学(現京都芸術大学)卒業。
大学在学中に、寺社仏閣とファーストフード店が至近距離で混在する京都に感銘を受け、伝統と現代、異質な文化が同居する「ニッポン画」を提唱。
日本の古典絵画と現代の風俗が融合した絵画を描き始める。京都美術工芸大学特任教授。2015年京都市芸術新人賞、京都府文化賞奨励賞受賞。

芸艸堂 Unsodo
明治24(1891)年、美術書出版社として京都で創業。
日本で唯一の手摺木版本を刊行する出版社として、後世に残すべき書籍を出版し、日本文化の継続に寄与する。
オフセット印刷が主流になった今も、伝統的な木版画の彫りと摺りの技術を継承する職人達と木版印刷による本と木版画の制作を続けている。


 ☆★☆★☆2024年8月4日付京都新聞朝刊に掲載された特集紙面はコチラでもご覧いただけます!!

開催期間2024年8月6日(火)~2024年11月10日(日)
時間10:00~18:00 (入館は17:30まで)
休館日月曜日 ※祝休日の場合は翌平日
会場 ZENBI ―鍵善良房― KAGIZEN ART MUSEUM
京都市東山区祇園町南側570-107
ホームページhttps://zenbi.kagizen.com/
料金一般:1,000円
大学・高校・中学生:700円
小学生以下無料
お問い合わせZENBI ―鍵善良房― KAGIZEN ART MUSEUM
TEL:075-561-2875
主催/後援など主催:ZENBI―鍵善良房―、京都新聞
企画:井村優三(イムラアートギャラリー)
特別協力:美術書出版株式会社芸艸堂
協力:ANA ART TRANSIT、京都美術工芸大学