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開催期間:2022年11月11日(金)~2022年12月25日(日)

柚木沙弥郎 life・LIFE展

柚木沙弥郎 life・LIFE展

染色家でアーティストの柚木沙弥郎さんの展覧会です。「くらし」と「人生」をテーマに、大人も子どももワクワクする「絵のみち」と「布の森」が美術館「えき」KYOTOに広がります。人や動物のゆかいな絵本原画、ユーモラスな人形、色とりどりの布が織りなす森のような空間を、じっと見つめて、全身で感じてみてください。


柚木沙弥郎 撮影・木寺紀雄)

染色家・アーティスト。1922年、東京都生まれ。1942年、東京帝国大学文学部美学・美術史科に入学。1946年、岡山県の大原美術館に勤め、柳宗悦の「民藝」に出会い、芹沢銈介に師事し染色家に。1972年に女子美術大学の教授、1987年からは学長を務めた。染色のほか、版画、人形、絵本などさまざまな作品を制作・発表。国内の公立美術館のほか、フランス国立ギメ東洋美術館でも展覧会を開催。


~展覧会概要~染色家でアーティストの柚木沙弥郎さん(1922-)。型染めで布に模様を大胆に染めた染色作品をはじめ、版画や絵画、立体、絵本など、70年を超す創作活動は今日も続いています。近年ではIDÉEや京都のACE HOTELとのコラボレーションなど、世代を超えて注目を集めています。展覧会は「life・LIFE」、すなわち「くらし」と「人生」がテーマです。日々のくらしを豊かに彩ること。そしてコロナに見舞われた今日、人生をいかに大切に生きるか。1990年代から手掛ける愉快な絵本作品の原画約80点と、紙粘土と布で作られたユーモラスな人形たち。そして約30点の色とりどりの大きな布が織りなすダイナミックな展示空間をじっとみつめ、全身で感じてみてください。


◇人や動物たちの生きる歓びや希望があふれる「絵のみち」◇
柚木さんがはじめて絵本を手がけたのは1994年、72歳の時。本展では、ジャズ・ピアニストの山下洋輔さんが文、柚木さんが絵を担当した『つきよのおんがくかい』(1999年、福音館書店)や、谷川俊太郎さんと制作した『そしたら そしたら』(2000年、福音館書店)、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』(2016年、ミキハウス)など愉快で生きる歓びや希望にあふれる絵本作品の原画を約80点展示します。絵本製作に使われた型紙、スケッチブックも見どころです。


『そしたら そしたら』  原画 2000年  木城えほんの郷蔵


◇連なる木々の中をさまようように楽しむ「布の森」◇
柚木さんが染色の世界に入ったのは1947年、25歳の時です。以来、「型染」という技法を用いながらさまざまな布を染めてきました。本展では、1950~1970年代ごろに多数制作された注染という技法の染色作品や、抽象画のような大胆な模様が印象的な近年の作品まで、幅広い年代の染色作品を展示します。森の中で木々を眺めるように、ゆっくりと作品をご鑑賞ください。


《幕》 1961年 坂本善三美術館蔵 撮影・平野太呂 


《小鳥》 1992年 坂本善三美術館蔵 撮影・平野太呂   

◇好きなものがずらりと並ぶ柚木さんの家の一部を再現◇
柚木邸には、メキシコの素朴な人形やエチオピアのかわいい動物像など、柚木さんが世界中を旅して集めた民芸品や玩具がいたる所に飾られています。本展では、その膨大な蒐集品の一部をお借りし、壁やキャビネット、そこに飾られた品々の並べ方に至るまで再現。柚木さんにとって、「もの」は家族の一員のようなもので、並べて毎日眺めていたいもの。好きなものを身の回りに置いて、自分を元気づけているそうです。

~展覧会オリジナルグッズ~
展覧会出口近くの販売コーナーでは、本展オリジナルグッズと関連商品を展開。A3変形の大判で染色作品の原寸大接近写真をレイアウトした展覧会図録は片観音折り。デザインは12種類。まるで実物を手にとってみるかのような迫力です。


☆★☆★☆2022年11月10日付京都新聞朝刊に掲載された特集紙面はコチラでもご覧いただけます!!

開催期間2022年11月11日(金)~2022年12月25日(日)
時間10:00~19:30(入館は19時まで)
※新型コロナウイルス感染症の状況により、変更する場合がございます。
休館日会期中無休
会場 美術館「えき」KYOTO
JR京都駅下車すぐ・ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
ホームページhttps://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_2209.html
料金一般:900円(700円)
高・大学生:700円(500円)
小・中学生:500円(300円)
※( )内は前売料金。「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、当日料金より各200円割引。
前売券は2022年9月10日(土)から11月10日(木)まで発売。販売場所は美術館チケット窓口(休館日を除く)、京都駅ビルインフォメーション、チケットぴあ(Pコード686-103)、ローソンチケット(Lコード55880)
お問い合わせジェイアール京都伊勢丹 075(352)1111(大代表)
主催/後援など主催:美術館「えき」KYOTO、京都新聞
キュレーション:林綾野
企画協力:ブルーシープ
広報・会場グラフィックデザイン:白い立体
備考※入館の際、マスク着用・検温・消毒をお願いしております。
※当館における新型コロナウイルス感染症に関する取り組みとお客さまへのお願いを、当館ホームページに掲載しております。ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
※作品展示やイベント内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。
※最新の美術館情報は当館ホームページ、また美術館「えき」KYOTOツイッターにて公開しています。
※本展覧会は事前予約不要ですが、混雑状況により入館をお待ちいただく場合がございます。予めご了承ください。