開催期間:2025年3月20日(木)~2025年3月30日(日)
フラワーアーティストの東信は、これまで幾多の表現を通じて花や植物の美しさや可能性を探求してきました。
世界各地で巨大なBotanical Sculptureといった革新的なインスタレーションを手がける一方で、花が咲いて朽ち果てるまでの変容を捉えた映像作品から子ども向けのアニメーション制作まで、常に花の持つ無限の可能性と命の尊さに対峙してきました。こうした活動の中で、2018年頃より、彼の関心は花の内部構造へも広がりを見せ、レントゲン撮影を通じた未知の領域への挑戦がスタートしました。
本展覧会では、長年にわたり新聞を印刷してきた面影を遺す京都新聞印刷工場跡地の大空間を舞台に、その X 線写真撮影時のフィルム原版および CT スキャンで撮影した映像を展示します。
技術の進歩により、これまで目にすることのなかった世界が可視化され、私たちは新たな視点で植物の微細で崇高な世界を目撃することになります。暗闇の中に光るその先に、多様で神秘に満ちた植物の世界が静かに立ち現れるでしょう。
フラワーアーティスト東信(あずま・まこと)による写真展
3月20日より10日間限定、巨大空間の印刷工場跡「京都新聞ビル地下1F」で開催!
花の表面的な美しさだけではなく、普段目には見えない 花の骨格や植物の本質を感じてください。
X線写真撮影時のフィルム原版およびCTスキャンで撮影した映像を展示いたします。
■東信プロフィール
2002年より、注文に合わせてデッサンを起こし、花材を仕入れ、花束をつくるオートクチュールの花屋JARDINS des FLEURSを銀座に構える(現在は南青山所在)。 2005年頃から、こうした花屋としての活動に加え、植物による表現の可能性を探求し、彫刻作品ともいえる造形表現=Botanical Sculptureを開始し、海外から注目を集めはじめる。ニューヨークでの個展を皮切りに、ヨーロッパを中心に先鋭的な作品を数多く発表するほか、2009年より実験的植物集団「東信、花樹研究所 (AMKK)」を立ち上げ、世界各地の美術館やアートギャラリー、パブリックスペースなどで作品発表を重ねる。 近年では人と花の接点を模索するプロジェクトも精力的に展開。巨大な花のインスタレーションからレントゲン技法で花の内部まで写し出すミクロのアートワークまで活動範囲は多岐にわたり、独自の視点から植物の美を追求し続けている。
■「京都新聞ビル地下 1F」について
京都新聞ビル(京都市中京区)の地下で2015年11月まで稼働していた印刷工場の跡地。広さ約1000平方メートル、ビル3階分の吹き抜け大空間は、巨大な輪転機が据えられていた基盤や壁に残るインクの跡など、かつて約40 年間にわたって昼夜を問わず新聞を刷り出していた当時のエネルギーを伝えている。
開催期間 | 2025年3月20日(木)~2025年3月30日(日) |
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時間 | 11:00~18:00(最終入場 17:30) |
休館日 | 会期中無休 |
会場 | 京都新聞ビル地下1階 京都市中京区烏丸通夷川上る少将井町239 |
ホームページ | https://azumamakoto.com/news/77zcopqd2/ |
料金 | 入場無料 |
お問い合わせ | AMKK 担当 成田 TEL: 03-5414-5823 |
主催/後援など | 主催:京都新聞、AMKK(東信,花樹研究所) 特別協賛:株式会社POLA 協賛:株式会社セーニャ、青幻舎、大槻ポンプ工業株式会社、MAESTRO、河野脳神経外科病院、HUILAN WHISKY DISTILLERY |