開催期間:2018年10月16日(火)~2018年12月9日(日)
「日文研」の名で親しまれている「国際日本文化センター」の所蔵する妖怪画・春画コレクションの中から、「わらい」と「こわい」という一見相反するテーマの下で、世界初公開作品を含む約150点を4期に分けて展示。恐怖と笑いが地続きで繋がる前近代の豊かな日常をみつめます。
※本展は18歳未満入館不可
■国際日本文化研究センター(通称:日文研)とは??
日文研は、日本文化に関する国際的・学術的な総合研究と世界の日本研究者に対する研究協力・支援を行うことを目的に1987年に設置された機関です。創立当初より、春画。妖怪画の収集、保存を進めてきました。これらの資料は、日本文化を考える上で欠かせない要素であるにもかかわらず、これまで学術的に扱われるものがほとんどないものでしたが、近年では民俗学・美術史・社会史などの多様な視点から再発見、再評価の動きが起こっています。
本展では、日文研所蔵の春画・妖怪画コレクション約750点の中から、世界初公開作品を含む約150点を紹介。日文研コレクションを本格的に展観する初の機会となります!
<展示内容>
◆イントロダクション
笑える楽しい妖怪画や、ぞぞっと怖い春画などを展示し、一見相反する「わらい」と「こわい」のつながりを見つめます。
◆生・性・死
人はどのように生まれ、生き、死んでいくのでしょう。人生の様々な側面を、人間・動物・幽霊などとの交わりからみていきます。
◆復習する幽霊/退治される妖怪
幽霊・妖怪は日常に潜むもの。一方で、猛々しい武者たちによって劇的に退治される存在でもあります。また幽霊・妖怪退治の絵は、春画の題材としても扱われました。
◆不思議な生き物/おかしな生き物
妖怪画・春画には空想を含め多様な生き物が描かれています。その愛らしい、あるいは奇妙な姿をながめます。
◆おおらかな信仰
古来より日本における性と信仰の結びつきは強いものでした。また、病や災い、あるいは地獄といった見えないものを視覚化した絵画も多く描かれました。様々な信仰の様相が垣間見える表現を紹介します。
◆戯れ
現代の私たちには意外かもしれませんが、日本の春画には「笑い」があふれています。
性にまつわる滑稽な人間のやりとり、誇張された性器、古典や現代文化を題材にしたパロディなど、鑑賞者を笑わせる方法はバラエティに富んでいます。また、妖怪画に見られる笑いも紹介します。
◆おもちゃ絵-妖怪で遊ぶ、性で遊ぶ
幕末になると子ども向けに様々な玩具絵(おもちゃ絵)が作られました。その中で、妖怪は人気のモチーフの一つだったのです。さらに、そのフォーマットを応用して、大人向けの玩具絵も登場します。
◆春画復刻プロジェクト
日文研では、江戸時代の春画を現代の職人たちが復刻するプロジェクトを進行中です。
春画を切り口にして、伝統と現代を結ぶ日文研の活動を映像や実際に使用した道具と共に紹介します。
★全4期構成!
本展は全4期構成となっており、会期中3回の展示替えがあります。
各期間はこちら!もちろんどの会期も見どころ満載の内容です!
1期:10月16日(火)~10月28日(日)
2期:10月30日(火)~11月11日(日)
3期:11月13日(火)~11月25日(日)
4期:11月27日(火)~12月 9日(日)
★★お得なプレイガイドチケット情報!
本展ではお得なプレイガイドチケットを販売中!
下記窓口でプレイガイドチケットを購入すると、美術館窓口で当日券を買うより100円お得です!
事前に購入して、スムーズに鑑賞しませんか? ぜひお買い求めください。
<プレイガイドチケット販売窓口>
・京都新聞文化センター
・セブンチケット
・ローソンチケット(Lコード 57591)
開催期間 | 2018年10月16日(火)~2018年12月9日(日) |
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時間 | 午前10時~午後6時、土曜日は午後8時(※入館は閉館の1時間前まで) |
休館日 | 月曜日 |
会場 | 細見美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3 |
ホームページ | http://www.emuseum.or.jp/exhibition/ex062/index.html |
料金 | 1,500円(1,400円)※()内は20名以上の団体、プレイガイドチケット料金 ※プレイガイドチケット:右記販売窓口で購入すると、美術館窓口で当日券をお求めになるより、100円お得です!販売窓口は、京都新聞文化センター、セブンチケット、ローソンチケット(Lコード57591)。販売期間は10月16日(火)~12月9日(日)12時まで。 ※前売り券(1300円)は10月15日まで細見美術館、京都新聞文化センター、セブンチケット、ローソンチケット(Lコード57591)。(※細見美術館は10月8日(日)まで) |
お問い合わせ | 細見美術館 075-752-5555 |
主催/後援など | 主催:細見美術館、大学共同利用機関法人 人間文化研究機構、京都新聞 協力:株式会社青幻舎プロモーション 広報協力:MBS |
備考 | ※18歳未満入館不可 ※展示替えあり ※再入場不可 |