開催期間:2025年10月25日(土)~2026年2月1日(日)
さまざまな陶磁器に焦点を当てた細見美術館「陶磁器に出会う」シリーズ。10回目となる今回は、陶磁器の最高峰とされる「フランス宮廷の磁器 セーヴル」をご紹介します。
ポンパドゥール侯爵夫人や王妃マリー=アントワネットなどが、こよなく愛したセーヴル磁器の魅力をご堪能ください。
◀《青地色絵金彩鳥図皿》 1770年 個人蔵
妃たちのオーダーメイド
セーヴル フランス宮廷の磁器
-マダム・ポンパドゥール、マリー=アントワネット、マリー=ルイーズの愛した名窯-
ヨーロッパ諸国が憧れた東洋の白い磁器。18世紀にマイセン窯が初めて焼成に成功しましたが、真に西洋的といえるスタイルを創り出したのは、フランスのブルボン王朝が設立した王立セーヴル磁器製作所でした。この設立にはポンパドゥール侯爵夫人と国王ルイ15世が深く関わり、贅を尽くした華やかなセーヴル磁器がその後もフランス王国、帝国、共和国によって引き継がれ、今日に至っています。
セーヴル磁器は、当時の流行を取り入れた意匠や、華麗で精緻な絵画表現、発色の繊細さを特徴とします。王侯貴族向けの注文生産であったことから現存数も限られていますが、近年、優れたセーヴル磁器のコレクションが日本でも確立されてきました。
本展では、国王ルイ15世からナポレオン帝政時代の作品を中心に、厳選された国内コレクション約130件の名品をご覧いただけます。この機会にセーヴル磁器の魅力をぜひご堪能ください。
ー主な出品作品―
《瑠璃地色絵金彩鳥図ティーサーヴィス》 1754-59年 個人蔵
《色絵金彩花文台付皿》 1758年 Masa 's Collection
《色絵金彩花文スープ鉢》 1782年 個人蔵
《藍地金彩七宝飾カメオ文カップ&ソーサー》 1784年 個人蔵
《臙脂地色絵金彩真珠花文皿》 1784年 Masa 's Collection
《青地色絵金彩花果文カップ&ソーサー》 1792年 町田市立博物館蔵(河原勝洋コレクション)
ー関連イベントのご案内―
【講演会】第50回アートキューブレクチャー セーヴル 日時:2025年11月6日(木)午後2時~3時30分(開場 午後1時30分~) |
開催期間 | 2025年10月25日(土)~2026年2月1日(日) |
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時間 | 午前10時~午後5時 |
休館日 | 毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日) 年末年始=2025年12月22日(月)~2026年1月5日(月) |
会場 | 細見美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3 |
ホームページ | https://www.emuseum.or.jp |
料金 | 一般 2,000円 学生 1,500円 |
お問い合わせ | TEL:075-752-5555 |
主催/後援など | 主催:細見美術館、京都新聞 後 援:京都市内博物館施設連絡協議会 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ 協 力:町田市立博物館、ロムドシン 企画協力:AsHI |
備考 | ※事前予約不要です。混雑時は入場をお待ちいただく場合があります。 ※会期・営業日時等を変更する場合があります。最新情報はホームページをご覧ください。 |