開催期間:2021年4月7日(水)~2021年5月16日(日)
近代日本を代表する洋画家・須田国太郎(1891-1961)は今年、生誕130年・没後60年の節目を迎えます。明暗の効いた重厚な油彩画で知られる一方、能や狂言に造詣の深かった須田は、数多くのデッサンを残しました。須田が生まれ育った京都の地で、油彩作品とともに展示します。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、4/26(火)~5/11(火)の間、臨時休館とさせていただいておりましたが、
5/12(水)~5/16(日)は以下の内容で再開いたします。
開館時間:9時~15時(最終入館15時)※入館は20人までに制限
最新の情報は中信美術館HPなどをご確認ください。
京が生んだ近代絵画の巨匠
その創意の源をたどる
須田国太郎(すだ・くにたろう)は京都の商家に生まれ、京都帝国大で美学・美術史を研究後、関西美術院に学びました。
20代後半で渡欧後、印象派以前の芸術思想が残っていたスペインで"前近代"の色彩理論を研究。帰国後は当時の流行と一線を画す重厚な油彩画を次々と発表しました。
「鵜」1952年 京都国立近代美術館蔵
「犬」1950年 東京国立近代美術館蔵
国太郎の業績を振り返るのに欠かせない存在といえるのが、能や狂言のデッサン。
約30年にわたって描き続け、生涯で6千点もの作品を残しています。
本展では「犬」や「鵜」といった代表的な油彩画約20点に加えて、能や狂言のデッサン約70点を展示します。
勢いのある筆致、的確な描写。油彩とは趣の異なる作品の数々から、まだ知らなかった国太郎の表現の魅力に触れてみませんか。
「隅田川」演者:金剛巌(金剛定期能・1950年)
「船弁慶」演者:金剛巌(九曜会・1941年)
「道成寺」演者:桜間金太郎(金桜会・1949年)
デッサン画像提供=大阪大学附属図書館
開催期間 | 2021年4月7日(水)~2021年5月16日(日) |
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時間 | 午前10時から午後5時(入館は閉館15分前まで) |
休館日 | 月曜日 |
会場 | 中信美術館(京都市上京区下立売通油小路東入・京都府庁正門西約100メートル) |
ホームページ | https://www.chushin.co.jp/bijyutu/ |
料金 | 入館無料 |
お問い合わせ | 中信美術館 075-417-2323 |
主催/後援など | 主催:公益財団法人 中信美術奨励基金、一般財団法人 きょうと視覚文化振興財団、京都新聞 |