開催期間:2023年9月10日(日)~2024年2月25日(日)
十八世紀の京では、多くの絵師が各々の画技をふるいました。なかでも、伊藤若冲と円山応挙は現在も愛好者の多い、人気の絵師です。本展覧会では、相国寺と伊藤若冲の関係を軸に、相国寺と相国寺塔頭所蔵の作品を公開いたします。
また、Ⅰ期は円山応挙の傑作、重要文化財《七難七福図巻》全三巻と画稿、下絵を、Ⅱ期は伊藤若冲の傑作、重要文化財の《鹿苑寺大書院障壁画》五十面を一挙公開いたします。
【Ⅰ期】2023年9月10日(日)〜11月12日(日)
【Ⅱ期】2023年11月19日(日)〜2024年1月28日(日)
※好評につき会期延長決定 2月1日(木)~2月25日(日)
一部展示替え有、《釈迦三尊像》はコロタイプ複製の展示に替わります
※I期は展示終了しました
応挙の代表作、重要文化財の《七難七福図巻》ができるまで
重要文化財 七難七福図巻 天災巻(部分)円山応挙筆【Ⅰ期展示】
※展示終了
七難七福図巻 天災巻(部分)円山応挙筆 【Ⅰ期展示】
※展示終了
円山応挙の才能をはやくから見抜いて庇護していたのは、滋賀の円満院の祐常法親王(1723〜73)でした。現在相国寺に所蔵されている重要文化財、七難七福図は、祐常の指示のもと、制作された傑作です。『仁王経』という経典に説かれた災いと福を描き出したものです。三年の歳月をかけて、三十六歳の応挙が完成させました。今回は、依頼者の祐常によって描かれた下絵、それを受けた応挙の画稿、そして完成した大作絵巻を第Ⅰ期に展示いたします。ぜひ、実際の作品からその制作意図をたどってください。
若冲の水墨の大作、重要文化財《鹿苑寺大書院障壁画》全五十面
重要文化財 伊藤若冲筆 竹図襖絵 鹿苑寺大書院障壁画五十面のうち四面 鹿苑寺蔵 【Ⅱ期展示】
若冲は若干四十四歳にして、鹿苑寺の大書院の障壁画全五十面の制作を一手に担いました。一の間から四の間、そして狭屋の間に至るまでの障壁画を若冲が制作しました。制作年は宝暦九年(一七五九)、若冲のもう一つの大作、動植綵絵の制作も行っていた時期です。寺院空間を彩る作品群を展示室でお楽しみください。
展示作品(一部)
釈迦如来像 伊藤若冲筆 相国寺蔵 【通期展示】
※2月1日からはコロタイプ複製の展示に替わります
亀図 聞中浄復賛 伊藤若冲筆 【Ⅱ期展示】
記念講演会 美術館学芸員によるギャラリートーク |
※各イベントには当日の拝観券が必要です
☆★☆★☆2023年9月9日付京都新聞朝刊に掲載された特集紙面はコチラでもご覧いただけます!!
開催期間 | 2023年9月10日(日)~2024年2月25日(日) |
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時間 | 10:00~17:00 (入館は16:30まで) |
休館日 | 2023年11月13日(月)~2023年11月18日(土) 2023年12月27日(水)~2024年1月5日(金) 2024年1月29日(月)~2024年1月31日(水) |
会場 | 相国寺承天閣美術館 〒602-0898 京都府京都市上京区今出川通烏丸東入 |
ホームページ | https://www.shokoku-ji.jp/museum/ |
料金 | 拝観料 一般 800円 65歳以上・大学生 600円 中高生 300円 小学生 200円 ※一般の方に限り、20名様以上は団体割引で各700円 |
お問い合わせ | 相国寺承天閣美術館事務局 TEL:075-241-0423 FAX:075-212-3585 |
主催/後援など | 主催:相国寺承天閣美術館 京都新聞 協賛:一般財団法人萬年会 鹿苑寺 慈照寺 |