アート・展示
終了

開催期間:2019年9月21日(土)~2019年10月14日(月)

◆終了◆ ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ

◆終了◆ ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ

オーストラリアの作家、ショーン・タン(1974~)はその独自の世界観と表現方法で日本でも人気を集めています。彼の全面的な協力のもとに開催される大規模な個展となる本展では、最初の絵本「ロスト・シング」や代表作であるグラフィック・ノベル「アライバル」の原画、タンが創造した架空の生き物の立体作品、油彩画などの資料約130点を展示。
初期の絵本から最新作まで、奇妙なのになぜか懐かしさの漂う「どこでもないどこか」へご案内します。

奇妙、緻密、壮大!
国境を越えて愛される創作の秘密を解明

・大作『アライバル』ができるまで
制作に約6年を費やし、現在世界の23の言語で出版されているグラフィック・ノベル『アライバル』。架空の国の情景をディティールに至るまでつくり上げた過程を習作や資料とともに紹介。


『アライバル』より(部分) 2004~2006年

・居場所を求めて
代表作『アライバル』をはじめ、映画でアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した『ロスト・シング』、『遠い町から来た話』の原画、資料、映像を展示。


『ロスト・シング』より 1999年

・想定外の変な生き物
タンのイマジネーションから生まれた不思議な生き物たち。物語の世界を豊かにするかれらを立体作品も含めてたっぷりご紹介!


いたずらがきをするやつ 2011年

・どこでもないどこかへ
タンにとって日常の観察が創作の出発点。日常の風景を独自の視点で切り取った油彩画や近年の作品『内なる町から来た話』などを展示。


『内なる町から来た話』より 2017年

作品はすべてⒸShaun Tan

ショーン・タン Shaun Tan

Photo:Inari Kiuru
1974年オーストラリア生まれ。幼いころから絵を描くことが得意で、学生時代からSF雑誌で活躍。
西オーストラリア大学では美術と英文学を修める。オーストラリア児童図書賞など数々の賞を受賞。2006年に刊行した『アライバル』は現在23の言語で出版されている。
イラストレーター、絵本作家として活躍する一方、舞台監督、映画のコンセプト・アーティストとしての活躍の場を拡げている。
約9年の歳月をかけて映画化した『ロスト・シング』で2011年にアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞。同年、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞も受賞。

◇ギャラリートーク
■9月21日(土)午前11時半、午後2時半
講師=岸本佐知子氏(翻訳家)
『遠い町から来た話』(2011年)から最新作『セミ』(2019年)まで、ショーン・タン作品の翻訳を多く手がける(すべて河出書房新社刊)。主な訳書にL・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、L・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』他。

■10月5日(土)午後2時
講師=junaida氏(画家)
1978年生まれ。ファンタジーとノスタルジーが交錯する風景を、優れた作画力と物語性で描き出す。国内外の個展や展覧会での作品発表、絵本出版など多岐にわたる活動を行っている。

※各回約30分 事前申し込み不要、入館券が必要
※館内を移動しながらマイクで解説します
混雑時には入館制限を行う場合があります

展覧会公式サイトはこちら⇒http://www.artkarte.art/shauntan/

展示作品やイベント内容が変更、または中止になる場合がございます。
予めご了承ください。


☆★☆★☆2019年9月20日付京都新聞朝刊に掲載された特集紙面はコチラでもご覧いただけます!!

開催期間2019年9月21日(土)~2019年10月14日(月)
時間午前10時から午後8時
入館は閉館30分前まで
休館日会期中無休
会場 美術館「えき」KYOTO(JR京都駅すぐ・ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)
ホームページhttp://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/
料金一般900(700)円、高・大学生700(500)円、小・中学生500(300)円
()内は前売りおよび「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまの料金。前売り券は9月20日(金)まで美術館「えき」KYOTOのチケット窓口(休館日を除く)、チケットぴあ(Pコード769-845)、ローソンチケット(Lコード56022)などで発売。
お問い合わせジェイアール京都伊勢丹 075-352-1111(大代表)
主催/後援など主催:美術館「えき」KYOTO、京都新聞
監修:ショーン・タン、ちひろ美術館