アート・展示
終了

開催期間:2018年9月22日(土)~2018年11月25日(日)

◆終了◆ 秋季特別展 水木しげる 魂の漫画展

◆終了◆ 秋季特別展 水木しげる 魂の漫画展

日本漫画界の鬼才・水木しげる、本名・武良茂(むら しげる)氏は、鳥取県境港で幼少期を過ごし、近所の“のんのんばあ”に連れられて見た正福寺所蔵『地獄極楽絵図』に心を奪われて以来、不思議な世界に魅入られるようになります。
その後、成年となった彼は戦地に召集され、激戦地・ラバウルで理不尽に多くの命が失われていく様を目の当たりにするとともに、自身も片腕を失い、生と死の境をさまよう壮絶な体験をします。40歳を過ぎた遅咲きのメジャーデビューを果たすまでの極貧生活時代から、押しも押されもせぬ超人気作家になってからも、水木しげるは片腕で独自の画風を模索し続けながら、作品を全身全霊で描き続けました。
「ゲゲゲの鬼太郎」に代表される妖怪漫画で有名になった水木ですが、ユーモアと皮肉、創造性にあふれる短編の数々や、自身の体験を基にした誰にも真似のできないリアルな戦記物、さらには歴史上の個性的な人物を独自の視点から描いた評伝など、妖怪以外の漫画作品においても高い評価を得るようになります。
本展は、水木しげる氏が93年間の生涯をかけ、魂を込めて描き続けた作品に焦点をあて、生原稿・原画のほか、少年期に描いた貴重なスケッチなど、未公開作品を含む約300点を、8章に分けてご紹介します。ぜひご覧ください。

◎毎週「水」曜日と「木」曜日は「水木ナイト」!!
水木しげる氏にちなみ、10月31日(水)から毎週「水」曜日と「木」曜日を
「水木ナイト」として、19:00まで開館時間を延長します。
実   施   日:10月31日(水)、11月1日(木)、7日(水)、8日(木)、
      14日(水)、15日(木)、21日(水)、22日(木)
開 館 時 間:10:00~19:00(入館は18:30まで)

◆『水木ナイト オープニング記念「鬼太郎なりきりデー」』
開 催 日 時:10月31日(水)10:00~19:00(入館は18:30まで)
なりきりデー特典:黄色と黒のボーダーの上着を着用して来場の方は入館料無料!
※黄色と黒のボーダーが一目で分かること。


◎11月19日(月)臨時開館決定!!
当日は先着200名様に本展ポスター(B2サイズ、非売品)をプレゼント!
開 館 時 間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
 


【展示構成】
プロローグ:水木しげる劇場 ~波乱万丈人生紙芝居~

第1章:武良 茂アートギャラリー ~少年天才画家あらわる!

幼くして非凡な才能を示し、「天才少年画家」と称賛された武良少年。本章では少年~青年期に描かれた貴重な作品から、「水木ワールド」のルーツをたどります。

第2章:水木しげる漫画研究 ~片腕で生み出す独自の画法~

「水木しげる」としての画業は紙芝居作家として始まり、貸本・商業誌と活躍の舞台を移してゆきます。本章では水木作品に欠かせない膨大な資料や、ストーリー作りのプロセス、独自の作画技法を紹介します。

第3章:水木しげる人気三大漫画 ~鬼太郎/悪魔くん/河童の三平~

TVアニメや映画など、たびたびメディアミックスされ、世代を超えて愛され続ける3つの代表作。そこから垣間見える人生観・死生観を探ります。

第4章:総員玉砕せよ! ~壮絶な戦争体験記~

戦争の〝死より、なおつらい生のある、現実〟を描いた不朽の名作『総員玉砕せよ!―聖(セント)ジョージ岬・哀歌―』。そして、凄惨な戦争体験の果てに出会ったトラウ族の人々との交流を、現地で描いた貴重なスケッチとともにご紹介します。

第5章:溢れる好奇心・人物伝
ヒットラー・南方熊楠・平賀源内…人間への深い洞察力と諧謔の精神が紡ぎ出した、「水木流」人物伝の数々。

第6章:短編に宿る時代へのまなざし

子ども向けから大人向けまで、バラエティーに富んだ短編作品群を一望。豊かなイマジネーションと、時代を映し出す水木の「ほがらかなニヒリズム」をご覧ください。

第7章:妖怪世界へようこそ

目に見えない妖怪が、細密な描写によって現実に立ち表れる―描線と陰影によって織りなされるモノクロの妖怪画を中心に、不思議な世界をお目にかけます。

第8章:人生の達人・水木しげる
昭和と平成を駆け抜け、波乱と数奇に満ちた人生の末に辿り着いた、水木サンの「幸福論」とは?

©水木プロダクション

開催期間2018年9月22日(土)~2018年11月25日(日)
時間午前10時~午後5時 ※最終入館受付は午後4時30分まで
休館日月曜日(ただし、祝日の場合は翌日)
会場 龍谷大学 龍谷ミュージアム
京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)
ホームページhttp://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/sp.html
料金一般1,200円(1,000円)、高大生800円(600円)、小中生400円(300円)
※( )内は前売り、20名以上の団体料金
※一般のみ、ローソンンチケットにて1,100円で京都会場限定オリジナル缶バッチ付き前売券を発売(先着1,000枚)
※小学生未満、障がい者手帳等の交付を受けている方
 およびその介護者1名は無料
お問い合わせ龍谷大学 龍谷ミュージアム 電話:075-351-2500
主催/後援など主催:龍谷大学 龍谷ミュージアム、京都新聞、産経新聞社
後援:京都府、京都市、鳥取県、京都府教育委員会、京都市教育委員会、(公社)京都府観光連盟、(公社)京都市観光協会、KBS京都、エフエムFM京都、NHK京都放送局
企画協力:水木プロダクション
制作協力:NHKプロモーション、NHKプラネット近畿