◆終了◆ 茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術
アート・展示
女性におすすめ
終了

開催期間:2016年12月17日(土)~2017年2月12日(日)

◆終了◆ 茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術

16世紀後半、千利休の理想の追求から生み出された樂茶碗。樂焼は樂家の初代長次郎によって始められ、日本の陶芸の中でも他に類例を見ない独特の美的世界を作りあげています。本展は、一子相伝により樂焼を継承する樂家歴代の作品に、17世紀初頭の芸術家本阿弥光悦の作品を含め、樂焼の美的精神世界と極めて日本的な深い精神文化にふれようとするものです。2015年には米国、ロシアの美術館で「樂―茶碗の中の宇宙」が開催され、現地で高い評価を得ました。本展は出品点数や規模をスケールアップし、より充実度を増した展覧会です。

私が生きている間に、これほどの展覧会は二度とできない。 ― 十五代 樂吉左衞門

近代美術館といえば現代アートのような斬新な芸術作品を展示する場所。樂茶碗の展覧会なら博物館で開催するのでは…というイメージがありませんか? そんな概念を覆す展覧会が開催されます。樂家では初代から15代に至るまで、各時代の当代がそれぞれの「現代」を生きながら、創作を続けてきました。なぜ一子相伝という形を変えずに現代に至るのか。それは、それぞれの時代感覚を反映させながら独自の美の追求を続けてきたからに他なりません。本展では現代からの視点で歴代の「今―現代」を通して、一子相伝における現代性を体感いただけます。

初代長次郎、光悦の重要文化財をかつてない規模で公開!

手捏(づく)ねと呼ばれる技法で一碗ずつ精魂込めて製作される樂茶碗。それ故、制作される作品は多くありません。だからこそ、その貴重な一碗を手にした人々は後世に至るまで大切に樂茶碗を使います。400年以上にわたる歴史の中で日本各地の人の手に渡った樂茶碗を一堂に会して展覧する―これは各所蔵者の理解と協力が無ければ実現しません。特に歴代の重要文化財のほとんどが揃う、またとない機会となります。おそらく今後数十年は展覧会などに出品されない作品も多く展観する本展にぜひお越しください。

☆作品リストはコチラ

<京都展関連イベント一覧>

●開幕記念講演会
 ■日時:2016年12月17日(土)午後2時~3時
 ■講師:十五代 樂吉左衞門
 ■会場:京都国立近代美術館 1Fロビー
 ■定員:先着150席 ※当日午前10時より1階受付にて整理券を配布します。
 ■参加費:無料(本展覧会の観覧券が必要です)


●連続対談 ゲストをお招きして十五代 樂吉左衞門と対談します。
 ■日時:2016年12月21日(水) 京都市立芸術大学 学長 鷲田清一氏
          12月24日(土) アーティスト 高谷史郎氏
          12月25日(日) 京都大学 総長 山極壽一氏
     2017年 1月  4日(水) 金剛流ニ十六世宗家 金剛永謹氏
           1月  6日(金) 放送作家 小山薫堂氏
           1月  29日(日) 東京国立博物館主任研究員 三笠景子氏
           2月    5日(日)   アーティスト Julie Brook(ジュリー ブルック)氏
         ※各日午後2時~3時
 ■会場:京都国立近代美術館 1Fロビー
 ■定員:先着150席 ※当日午前10時より1階受付にて整理券を配布します。
 ■参加費:無料(本展覧会の観覧券が必要です)
 ※イベントの出演者は予告なく変更となる可能性があります。
 ※12月20日の連続対談は、都合により取り止めとなりました。


●講演会「茶碗の中の宇宙」
 ■日時:2017年1月7日(土)午後2時~3時30分
 ■講師:京都国立近代美術館 学芸課長 松原龍一
 ■会場:京都国立近代美術館 1Fロビー
 ■定員:先着150席 ※当日午前11時より1階受付にて整理券を配布します。
 ■参加費:無料(本展覧会の観覧券が必要です)
 

●十五代 樂吉左衞門のしつらえによる 特別茶会
 ■日時:2016年12月22日(木)
     2017年1月4日(水)、9日(月・祝)
     ※各日午後5時30分~、午後7時~ の2回実施
 ■定員:各回先着30人、事前申込制
 ■会場:京都国立近代美術館 1Fロビー
 ■参加費:1500円
 ■申し込み:12月1日(木)午前10時より申し込み受付を開始します
       定員に達したため、受付を終了しました

●十五代 樂吉左衞門と次期十六代 篤人と一緒にお茶碗を作ろう! 子どもワークショップ
 ■日時:2016年12月23日(金・祝)午後2時~
 ■対象:小中学生
 ■定員:先着30人、事前申込制
 ■会場:京都国立近代美術館1Fロビー
 ■参加費:無料
 ■申し込み:12月1日(木)午前10時より申し込み受付を開始します
       定員に達したため、受付を終了しました

開催期間2016年12月17日(土)~2017年2月12日(日)
時間午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分前まで)
休館日月曜日、年末年始(12月28日~1月2日)および1月10日(火)
※ただし1月9日(月・祝)は開館
会場 京都国立近代美術館
京都市左京区岡崎円勝寺町
ホームページhttp://raku2016-17.jp/
料金一般1400(1200)円、大学生1000(800)円、高校生500(300)円。
※中学生以下、心身に障がいがある方とその付添者1名は無料(要証明)
※かっこ内は前売および20人以上の団体料金。
お問い合わせテレフォンサービス
電話:075-761-9900
主催/後援など主  催:京都国立近代美術館、東京国立近代美術館、NHK京都放送局、
     NHKプラネット近畿、京都新聞、日本経済新聞社
後  援:京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会 
協  賛:日本写真印刷
特別協力:樂美術館、国際交流基金
協  力:あいおいニッセイ同和損保