開催期間:2020年2月29日(土)~2020年4月12日(日)
豊臣秀吉は1586~7年に、明智光秀が築城した坂本城を大津に移し、物資輸送の拠点としました。さらに大津城主の公用を務めさせるため船持仲間「大津百艘船」を組織しました。
本展では、その仲間に保有されてきた史料群が、国の重要文化財に指定されたことを記念して、古文書・歴史資料を一堂に展示し、江戸時代の琵琶湖水運の歴史を紹介します。
「急がば回れ」の由来となった瀬田橋経由の東海道と矢橋の渡し
「矢橋小舟入り航路絵図(江戸時代 大津市歴史博物館蔵)」
米や物資の集積地だった江戸時代の大津町の様子を描く
「大津町古絵図(大津指定文化財 江戸時代 個人蔵)」
近代になっても丸子船で運ばれた米や物資
「大津湖岸絵葉書(明治末~大正時代 個人蔵)」
大津百艘船の権利を保証した歴代為政者の高札
「京極高次高札(重要文化財 文禄4年[1595] 大津市歴史博物館蔵)」
大津百艘船年寄が書き継いだ年中行事や争論の記録
「大津百艘船万留帳(重要文化財 江戸時代 大津市歴史博物館蔵)」
大津籠城戦の功績を称える古文書。「大津百艘船」の初見資料!
「京極高次家臣連書状(重要文化財 慶長5年[1600] 大津市歴史博物館蔵)」
琵琶湖を行きかう丸子船も描く
「琵琶湖眺望真景図(江戸時代 大津市歴史博物館蔵)」
企画展関連講座
※新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から全て中止することになりました。
3/7(土)「大津百艘船と高札ーモノとしての高札から何がわかるかー」
杉江 進(大津市教育委員会文化財保護課)
3/14(土)「江戸時代の石山寺の即位開帳」
高埜 利彦(学習院大学名誉教授)
3/28(土)「大津百艘船関係資料にみる琵琶湖舟運」
東 幸代(滋賀県立大学人間文化学部教授)
4/4(土)「江戸時代の石山寺と旅行者ー紀行文と古文書にみるー」
青柳 周一(滋賀大学経済学部教授)
4/11(土)「幕末における京都・大津間の物資流通」
橋爪 修(元大津市歴史博物館館長)
※時間はいずれも14時~15時30分
※有料。事前申込が必要。詳しくは大津市歴史博物館まで。
展示解説(ギャラリートーク)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から全て中止することになりました。
3/11(水)、3/25(水)、4/8(水)
「重要文化財 大津百艘船関係資料をひも解く」
高橋 大樹(大津市歴史博物館学芸員)
※14時~(30分程度)
※申込不要。当日の企画展観賞券が必要。
開催期間 | 2020年2月29日(土)~2020年4月12日(日) |
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時間 | 午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜休館 |
会場 | 大津市歴史博物館 大津市御陵町2-2 |
ホームページ | http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/news/2002.html |
料金 | 一般600(480)円、高・大生300(240)円、小・中生200(160)円。かっこ内は前売りおよび15人以上の団体、大津市内在住の65歳以上の方と障がい者の方など。 |
お問い合わせ | 大津市歴史博物館:077-521-2100 |
主催/後援など | 主催:大津市、大津市教育委員会、大津市歴史博物館、京都新聞 |