開催期間:2017年10月28日(土)~2017年12月3日(日)
明治から昭和に活躍した京都の日本画家・木島櫻谷(このしま・おうこく 1877‐1938)。特に高く評価されてきた動物画は、徹底した写生、卓越した技術、独特の感性があやなすものです。どこかもの言いたげで優しい眼差しの動物たちが、今秋一堂に集います。
眠りから覚めた京都画壇の雄、その名は木島櫻谷。
”このしまおうこく”と読みます。
木島櫻谷(このしま・おうこく)とは
近代の京都を代表する日本画家のひとりとして知られる木島櫻谷。明治10年(1877)京都・三条室町の商家に生まれ、円山四条派の流れをくむ今尾景年に入門し画技を学びます。20代から頭角を現し、明治後半から大正期にかけて文展・帝展の花形として活躍し、京都画壇の巨人・竹内栖鳳と並び立つ人気を博しました。近年、櫻谷の画業が改めて注目され、本年は生誕140年のメモリアルイヤーにあたります。
ここがみどころ!
櫻谷の画業のなかで最も高く評価されるのが動物画。その代表作はもちろん未公開作品を一堂に公開!徹底した写生を基礎に、卓越した技術と独自の感性で再構築された櫻谷の「動物画」をご堪能いただけます!確実で精緻にとらえられた動物の表情は、一方で情趣にあふれ、どこかもの言いたげ。それは時代を超えて人を惹きつける普遍性をもち、いま海外でも注目を集めつつあります。また、あわせて櫻谷が暮らした家・櫻谷文庫に残された多くの資料調査から判明した制作背景をテーマごとに紹介します。
●主な出品作品●
《かりくら》明治43(1910)年 櫻谷文庫
《寒月》大正元(1912)年 京都市美術館
《獅子図》昭和年間 櫻谷文庫
※作品画像は、上から
・《獅子図》(部分)昭和年間 櫻谷文庫
・《かりくら》(右隻)明治43(1910)年 櫻谷文庫
★★NEWS★★
「今年の秋は櫻谷づくし!」
生誕140年にあたる今年、京都市内の3施設で櫻谷の画業、暮らしぶり、人物に迫る興味深い展覧・展示がほぼ同時期に楽しめます!
・「生誕140年記念特別展 木島櫻谷―近代動物画の冒険」(10/28~12/3)泉屋博古館
・「木島櫻谷の世界」(10/28~12/24)京都文化博物館2階総合展示
・「京都市指定文化財 木島櫻谷旧邸 特別公開」(10/28~12/3の金土日祝)櫻谷文庫
開催期間 | 2017年10月28日(土)~2017年12月3日(日) |
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時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分前まで) |
休館日 | 月曜日 |
会場 | 住友コレクション 泉屋博古館 京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24 |
ホームページ | https://www.sen-oku.or.jp/ |
料金 | 一般800円、高・大学生600円、中学生350円(小学生以下無料) ※20名以上は団体割引20%、障害者手帳ご提示の方は無料 ※特別展・青銅器館両方ご覧いただけます |
お問い合わせ | 泉屋博古館 電話:075-771-6411 |
主催/後援など | 主催:公益財団法人 泉屋博古館、公益財団法人 櫻谷文庫、京都新聞、BSフジ |