開催期間:2023年3月4日(土)~2023年5月31日(水)
志野流は、室町時代に香道の基礎を作り、流儀としての香の作法、精神を現代に至るまで五百年にわたり途切れることなく継承してきました。日本文化の結晶ともいうべき香道を、初代志野宗信から連綿と守り抜いてきた志野流五百年の道統を紹介します。
香道とは何か、志野流とは何か…少し覗いてみませんか。
下記よりご覧ください。
香道とは、香木をたいて、その香りを鑑賞する日本文化の最高峰の芸道。
初代志野宗信は室町時代に香道の基礎を作り、以降現代まで志野流は流儀としての作法や精神を、
現代に至るまで途切れることなく継承してきました。
禁門(蛤御門)の変(1864年)で家を焼かれ、苦渋の決断で都を離れてからの歴代家元の思いのもと、
ついに2024年、160年ぶりに歴代家元が命を懸けて守り抜いた香木たちと共に京都に帰ります。
本展覧会では、
初代宗信の功績として今日まで香道に携わる者の亀鑑となっている「六十一種名香」や、
その中でも志野流伝来、究極の名香とされる「蘭奢待」(松隠軒蔵)を特別展示いたします。
香道の歩みを振り返り、貴重な名香と香りにまつわる美術工芸品の数々を展観いたしますので、
是非ご覧ください。
|第1章| 「香道」の世界
世界にも類稀な香りの総合芸術「香道」を、様々な道具を通して紹介します。
志野流初代志野宗信画像(部分) 江戸時代 松隠軒蔵
|第2章| 「志野流」の世界
志野流歴代家元にまつわる名香・香道具の展示を通して、志野流の伝統を紹介します。
諸国香道門人帳・門人帳 江戸時代 松隠軒蔵
|第3章| 「香木」の世界
志野流歴代家元20人が人生をかけて守り伝えてきた名香たちを特別展示します。
志野流伝来 名香「蘭奢待」 松隠軒蔵
|第4章| 「香道」と日本文化
志野流や細見美術館所蔵の茶道具などから香りの道具を展示します。
源氏香図本 土佐守光貞画 江戸時代 松隠軒蔵
☆★☆★☆2023年3月2日付京都新聞朝刊に掲載された特集紙面はコチラでもご覧いただけます!!
開催期間 | 2023年3月4日(土)~2023年5月31日(水) |
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時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(5月29日は開館) |
会場 | 細見美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3 |
ホームページ | https://www.emuseum.or.jp/ |
料金 | 一般 1,500円 学生 1,300円 |
お問い合わせ | TEL:075-752-5555 |
主催/後援など | 細見美術館、一般社団法人志野流香道松隠会、京都新聞 |
備考 | ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご入館および施設のご利用にあたってはマスクをご着用ください。また、急激な状況の変化により、止むを得ず会期・営業日時等を変更する場合があります。詳しくはホームページをご覧ください。 |