開催期間:2016年2月20日(土)~2016年4月10日(日)
日本有数の美人画コレクター、培広庵の所蔵する作品から、日本近代絵画の発展を支えてきた東京、京都、大阪、北陸の四画壇の作品を一堂に展観します。日本の伝統美に彩られた、叙情豊かな女性像という視点から美人画の魅力を発見してください。
梅の花がほころび、春の訪れを感じさせる季節、「培広庵コレクション 華麗なる美人画」を開催いたします。本展では明治から昭和期にかけて描かれた名品をご紹介します。美人画の巨匠として「東の清方、西の松園」と評される鏑木清方、上村松園、さらに伊東深水、北野恒富、紺谷光俊など東京、京都、大阪、北陸の画壇で活躍し、美人画の黄金期を築き上げた画家の作品を広く紹介します。日本の四季や雪月花といった伝統美に彩られ、豊かな叙情性により表現された女性像という観点から、近代美人画のもつ魅力に気づいていただければ幸いです。
<展示構成>
第1章 東京の画壇
鏑木清方や伊東深水など、江戸時代の浮世絵との関係の深い画家たちの作品をご覧頂きます。当時の東京では、芸術の面でも急速に近代化が進められたことを知ることができます。
第2章 大阪の画壇
大正4年に大阪美術会を結成した北野恒富ら、美人画に新風を吹き込み、独自の様式を確立した大阪画壇の作家の作品をご覧いただきます。
第3章 京都の画壇
円山派、四条派の流れを汲む幸野楳嶺の私塾が明治期には京都画壇の中心とされていました。楳嶺に師事し、美人画で名を馳せた上村松園ら京都画壇の名だたる画家が手がけた作品をご覧いただきます。
第4章 北陸の画壇
大阪の画壇をリードした北野恒富を輩出した北陸地域において、紺谷光俊らの美人画は伝統工芸の豊かさに裏付けされたきめ細かな表現が見られます。京都や大阪の画壇に影響を受けながらも独自の発展を示した北陸の画壇の作品にご注目ください。
開催期間 | 2016年2月20日(土)~2016年4月10日(日) |
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時間 | 午前9時30分~午後5時 |
休館日 | 月曜日(ただし、3月21日は開館、翌22日は休館) |
会場 | 佐川美術館 滋賀県守山市水保町北川2891 |
ホームページ | http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/plan/2015/10/post-59.html |
料金 | 一般1,000円、高大生600円 ※20名以上は各200円引き 中学生以下無料 ※ただし保護者の同伴が必要 |
お問い合わせ | 佐川美術館 電話:077-585-7800 |
主催/後援など | 主催: 公益財団法人佐川美術館、京都新聞 特別協力:培広庵 後援: 滋賀県、滋賀県教育委員会、守山市、守山市教育委員会 協力: SGホールディングス、佐川急便、佐川印刷 |