開催期間:2025年5月30日(金)~2025年7月6日(日)
「人間とは何か」を描き続け、戦後の奇才と称された鴨居玲は、フランス、ブラジル、イタリアそしてスペインなどさまざまな国を巡る中で「おばあさん」「酔っぱらい」などのモチーフに出会い、自身の画風を確立させていきました。
自身にとって「写実」とは見えないものを描くことであるとし、人間の内面、己の理念を人物像などのモチーフを通して描き出した鴨居。本展では、自画像の画家と呼ばれた鴨居の初期から晩年までの「自画像」、スペイン滞在時に生まれた「酔っぱらい」、帰国後に新たな挑戦として取り組んだ「女性像」、信仰に対する問を表現した「教会」など、これら鴨居芸術において重要な要素であったモチーフに着目し、鴨居が描こうとした人間の心と心の関係、鴨居の芸術像を紹介します。
◆展示作品(一部)◆
《1982年 私》1982年 石川県立美術館蔵
《白い人》1980年 ひろしま美術館蔵 《肖像》1985年 個人蔵
《サイコロ》1969年頃 長崎県美術館蔵 《酔って候》1984年 石川県立美術館蔵
《教会》1985年 笠間日動美術館蔵
◆ギャラリートーク
会場:美術館「えき」KYOTO
日時:2025年6月14日(土)14:00~(約45分)
講師:長谷川 智恵子 氏(笠間日動美術館副館長・株式会社日動画廊代表取締役副社長)
※マイクを使用し、会場内を移動しながらお話しいただきます。
※事前申し込み不要。ご参加には美術館入館券が必要です。
※混雑した場合は、入館制限をさせていただく場合がございます。
【鴨居玲略歴】
1928年石川県金沢市に生まれる。金沢美術工芸専門学校(現・金沢美術工芸大学)で宮本三郎に学ぶ。1959年から66年にかけてパリ、南米、ローマなどを巡る。1968年に日動画廊(大阪)で初の個展を開催し、翌年に昭和会展優秀賞、安井賞を受賞。再び渡欧し、1971年にスペインにアトリエを構え、マドリード、バルデペーニャス、トレドなどに住む。その後、パリとニューヨークで個展を開催し、1977年の帰国後は神戸にアトリエを構える。1984年に兵庫県文化賞を受賞。1985年、神戸の自宅で亡くなる。(享年57歳)
開催期間 | 2025年5月30日(金)~2025年7月6日(日) |
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時間 | 10:00~19:30(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 会期中無休 |
会場 | 美術館「えき」KYOTO 〒600-8555 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接 |
ホームページ | https://www.mistore.jp/store/kyoto/museum/event_list/event07.html |
料金 | 一般1,100円(900円) 高・大学生900円(700円) 小・中学生500円(300円) ※高・大学生の方は学生証をご提示ください ※()内は前売料金。 「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、当日料金より各200円割引。 ~前売券~ 【販売期間】2025年4月19日(土)~5月29日(木) 【販売場所】美術館チケット窓口(休館日を除く)、チケットぴあ、ローソンチケット |
お問い合わせ | お問合せ:ジェイアール京都伊勢丹 TEL: 075-352-1111 (大代表) |
主催/後援など | 主催:美術館「えき」KYOTO、京都新聞 企画協力:公益財団法人 日動美術財団、株式会社 日動画廊 |
備考 | ※展示作品やイベント内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。 ※本展覧会は事前予約不要ですが、混雑状況によりご入館をお待ちいただく場合がございます。予めご了承ください。 ※最新情報は美術館ホームページをご覧ください。 |