アート・展示
開催まで23日

開催期間:2025年3月1日(土)~2025年5月11日(日)

細見コレクション 若冲と江戸絵画

江戸時代絵画を代表する絵師として知られる伊藤若冲(1716~1800)。若冲の精緻な描写、鮮やかな色彩や自由闊達な水墨表現は、対象を独自の視点で捉えたみずみずしい絵画世界を形成し、多くの人を魅了しています。
本展では、若冲とその弟子とされる若演の作品など、若冲と江戸時代絵画の豊かな表現をご紹介します。



細見コレクションの若冲作品の特徴は、初期作と晩年作が見られるところにあります。
若冲の代表作《動植綵絵》(皇居三の丸尚蔵館蔵※本展には出品されません)につながる重要な作品と位置づけられる初期の彩色画《雪中雄鶏図》、《糸瓜群虫図》は30代の作。早くも若冲の独創的な描写が見いだされています。
一方で、80代の筆とされる《群鶏図》や《鼠婚礼図》などは、絶妙な墨技によって動物を表情豊かに描いています。若冲の画業において質・量ともに見逃せない水墨画は、細見コレクションでも大きな割合を占めています。

若冲をはじめ、江戸時代のさまざまな絵師による作品をご覧いただける細見コレクション。若冲と江戸時代絵画の豊かな表現を存分にお楽しみください。
 

―主な出品作品―


伊藤若冲 《雪中雄鶏図》 江戸中期


伊藤若冲 《糸瓜群虫図》 江戸中期


伊藤若冲 《鼠婚礼図》 寛政8年(1796)頃


伊藤若冲 《群鶏図》 寛政8年(1796)頃


若演 《釣瓶に鶏図》 江戸後期


池大雅 《児島湾真景図》 江戸中期

※作品はすべて細見美術館蔵

開催期間2025年3月1日(土)~2025年5月11日(日)
時間午前10時~午後5時
休館日毎週月曜日(ただし、5月5日は開館)、5月7日(水)
会場 細見美術館
京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
ホームページhttp://www.emuseum.or.jp/
料金一般1,800円 学生1,300円
お問い合わせTEL:075-752-5555
主催/後援など主催:細見美術館、京都新聞
協力:芸艸堂
備考※会期・営業日時等を変更する場合があります。最新情報はホームページをご覧ください。
《事前予約不要》混雑時は入場をお待ちいただく場合があります。