開催期間:2018年10月2日(火)~2018年11月25日(日)
錦の御旗を掲げて、永く続いた幕藩体制を覆した明治政府は、欧米に比肩する近代国家を目指して、さまざまな産業を発展させました。近年、富岡製糸場が世界遺産に登録され、さらに九州・山口の諸施設が明治日本の産業革命遺産として世界遺産に登録勧告されるなど、明治政府が行った事業や遺産への評価も高まりつつあります。
明治期の皇室も、鹿鳴館や明治宮殿において外国使臣をもてなすことで、欧米諸国との融和をはかり、また帝室技芸員制度をはじめ、わが国独自の芸術品を広く海外へ紹介し、江戸時代から続く美術・工芸の保護育成をはかる上で果たした役割はきわめて大きいものがあります。
展覧会は、明治宮廷前史として、まず幕末から明治維新を概観します。そして、明治政府の基礎固めをする上で大きな効果があった六大御巡幸ゆかりの品々、初期の明治宮廷を振り返ります。さらに、明治10年代からの鹿鳴館時代を経て、明治21年(1888)に明治宮殿が建造されますが、この宮殿を彩る調度類の制作には京都の職人も多く携わっています。また帝室技芸員も京都から多く輩出しており、帝室技芸員の作品を始めとする宮廷文化の美と技を堪能していただけるでしょう。
「開催期間」※会期中、一部展示替えあり
▽前期:10月2日(火)~10月28日(日)
▽後期:10月30日(火)~11月25日(日)
★☆★☆★2018年9月25日付京都新聞朝刊に掲載された特集紙面はコチラでもご覧いただけます!
☆彬子女王殿下 特別講演会
「昔語りは珠匣のごとく ―平成に伝えられる明治の皇室文化―」 ★入場整理券付本展入場券は完売いたしました。
講 師:彬子女王殿下
日 時:2018年10月16日(火)午後2時~3時30分
会 場:京都文化博物館 別館ホール(定員200名)
ローソンチケット(Lコード53433)で取り扱う入場整理券付本展入場券(1400円)をご購入ください。7月13日より販売中、定員に達し次第終了します。
☆連続講演会
①「岩倉具視と幕末の朝廷」
講 師:松中 博 氏(京都市歴史資料館研究員)
日 時:2018年10月13日(土)午前10時30分~12時
②「明治期京都の七宝 ―産業と美術工芸の狭間」
講 師:畑 智子 氏(京都文化博物館学芸課長)
日 時:2018年10月27日(土)午前10時30分~12時
③「帝室技芸員 ―その成立と役割」
講 師:塩屋 純 氏(東京文化財研究所文化財情報資料部)
日 時:2018年11月17日(土)午前10時30分~12時
①②③とも会場は京都文化博物館3階フィルムシアター(定員160名)
④音楽会「明治の西洋音楽と皇室」 ★たくさんのご応募ありがとうございます。定員に達したため募集は締め切りいたしました
日 時:2018年10月20日(土)
開 場 午後1時30分 開演 午後2時~3時30分
出 演:ソプラノ・東 朝子、宇田川泰子
女声合唱団「ミルテンクランツ」(指揮・成毛敦) ピアノ・藤井いづみ
会 場:京都文化博物館 別館ホール(定員200名)
①②③④とも要申込。
<申込方法>
往復はがきに住所、氏名(返信面にも)、電話番号、希望イベント名・番号を記入し、京都文化博物館「華ひらく皇室文化展関連イベント」係。または、「特別展イベント申込フォーム」から申込 → https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special/form/
☆チラシの裏表をご覧いただけます。
開催期間 | 2018年10月2日(火)~2018年11月25日(日) |
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時間 | 午前10時~午後6時 金曜日は午後7時30分まで(入場はそれぞれ30分前まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館) ただし10月22日(月)は臨時開館 |
会場 | 京都文化博物館 京都市中京区三条高倉 |
料金 | 一般1400(1200)円、大高生1000(800)円、中小生500(300)円 ※( )内は前売りと20名以上の団体 |
お問い合わせ | 京都文化博物館 電話:075-222-0888 |
主催/後援など | 主催:京都府、京都文化博物館、毎日新聞社、MBS、京都新聞 |