開催期間:2026年1月20日(火)~2026年3月22日(日)

堂本印象(1891~1975年)は、生涯にわたり全国13か所の社寺の襖絵(ふすまえ)制作を行っています。今回は、そのなかでも今なお高い人気を誇る智積院の襖絵を紹介します。
昭和33年(1958年)、智積院境内に賓客を迎える場として宸殿が再建され、そこに飾る襖絵として、印象に依頼がなされました。宗教活動は時勢と無縁であってはならないという寺の意に応えて、印象は「百年ぐらいは悪口を言われるだろう」という覚悟のもと、思い切りモダンな構想で描くことを決めたのでした。世間の批判をものともせず、新しい表現を追求し続けた印象の創作姿勢をご堪能ください。
| 主な展示作品 |

\京にモダンあり!現代女性を描いた大胆な襖絵/
堂本印象「婦女喫茶図」昭和33年(1958)智積院蔵


\長谷川等伯父子筆 国宝「桜図」「楓図」に対抗!/
堂本印象「松桜柳図」昭和33年(1958)智積院蔵


\印象によるモダンな茶道具たち…/
左:堂本印象 茶碗「雨もまたよし」昭和39年(1964)京都府立堂本印象美術館蔵
右:堂本印象 茶入「豊穣」、茶杓「アビニオン」昭和38年(1963)京都府立堂本印象美術館蔵

\職員の選ぶ「モダンなときめき」が大集合!/
左:堂本印象「モンマントルのバー」昭和27年(1952)京都府立堂本印象美術館蔵
右:堂本印象「聖歌」昭和44年(1969)京都府立堂本印象美術館蔵
| イベント |
担当学芸員によるギャラリートーク(申し込み不要・無料)
■日時:2026年2月7日(土)、3月7日(土)いずれも14:00より
■会場:堂本印象美術館 2階展示室
| シンポジウム(館外イベント) |
堂本印象『いの字絵本 恋の都大阪の巻』とは何か
青年画家の心をとらえた大阪のまちと女性
『いの字絵本』の復刊及び復刻を記念し、シンポジウムを開催します。
『いの字絵本』の舞台大阪のまちと女性たちに焦点を当て、個々の挿絵を検証することで、生涯にわたって変貌し、類い稀な才能を発揮した堂本印象の、画家としての原点を新しい視点で堀り下げます。


■日 時:2026月2月1日(日)13:30~15:30(開場13:00~)
■会 場:住まい情報センタービル3階ホール(大阪市北区天神橋6丁目4-20[大阪くらしの今昔館 同ビル内])
■定 員:150名(無料・要申し込み)
■登壇者:橋爪 節也(大阪大学名誉教授)
高井 多佳子(髙島屋史料館 研究員)
杉本 喜代一(杉本梁江堂〈『いの字絵本』発行元〉)
正木 利和(美術ジャーナリスト〈元産経新聞文化部編集委員〉)
松尾 敦子(京都府立堂本印象美術館 主任学芸員)
進行:林屋 祐子(京都新聞社 文化部)
■主催:堂本印象と大阪研究会、京都府立堂本印象美術館、京都新聞
■共催:大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)
■助成:公益財団法人 芳泉文化財団
※申し込みなど詳細は美術館ホームページをご確認ください。
| 開催期間 | 2026年1月20日(火)~2026年3月22日(日) |
|---|---|
| 時間 | 午前9時30分〜午後5時(入館は30分前まで) |
| 休館日 | 月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日休館) |
| 会場 | 京都府立堂本印象美術館 京都市北区平野上柳町26-3 |
| ホームページ | https://insho-domoto.com/exhibitions/2578/ |
| 料金 | 一般800円(640円)、高大生500円(400円)、65歳以上400円(320円)(要公的証明書) ※( )内は20人以上の団体料金。中学生以下無料。障害者手帳をご提示の方(介護者1人を含む)は無料 |
| お問い合わせ | 075-463-0007(京都府立堂本印象美術館) ※月曜/年末年始(12/28~1/4)休館 |
| 主催/後援など | 主催:京都府、京都府立堂本印象美術館、京都新聞 |