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アート・展示
京都ならでは!
終了

開催期間:2021年1月2日(土)~2021年1月24日(日)

◆終了◆京の至宝Ⅱ 江里佐代子 截金の世界―宙(そら)の輝きを康慧・朋子とともに―

◆終了◆京の至宝Ⅱ 江里佐代子 截金の世界―宙(そら)の輝きを康慧・朋子とともに―

極細の金箔を貼って文様を表す技法「截金(きりかね)」で人間国宝に認定された江里佐代子(えり・さよこ、1945―2007)。宇宙の輝きが詰まったような彼女の截金の世界を、夫で仏師の康慧(こうけい)、娘で截金師の朋子らによる作品とともに紹介します。

◆テレビ放映のお知らせ!

京都迎賓館の「藤の間」の舞台扉などには、佐代子さんが手がけた截金の装飾が残されています。
その京都迎賓館の截金作品が、2020年12月19日(土)よる9時からのTBS系列「世界ふしぎ発見!」で紹介されます。佐代子さんの娘で截金師の朋子さんも登場されます。ぜひお見逃しなく!
※本展には京都迎賓館の作品の試作が出品されます

本展では、江里佐代子の代表的な工芸品、まり香盒(こうごう)や盒子(ごうす)を中心に、ガラスやステンレスなどの素材を使用した衝立スクリーンや額装といった大型の作品まで、珠玉の截金作品を展示します。
また、夫で仏師の康慧や、截金の技を受け継いだ娘の朋子、工房の職人たちによって手掛けられた、鏡徳寺(茨城県日立市)に納められる予定の仏像や壁面作品等も特別に展覧します。


《截金彩色まり香盒》《截金彩色盒子》《截金彩色続命縷》江里佐代子

◆江里佐代子(えり・さよこ)
1945年、伝統的な京刺繡の老舗に生まれる。仏師・江里康慧と結婚したことを機に、截金技法の途絶を危惧していた江里家の意向をくみ、截金を学び始める。
康慧の仏像作品に截金を施す一方、仏教美術にとどまらず、工芸品の応用や、京都迎賓館をはじめとした公共施設などの壁面装飾、スクリーンなどの大規模な作品にも取り組み、截金技法の新しいあり方を追求した。
2007年に急逝するも、その技術や精神は娘の截金師・朋子や工房の職人たちに引き継がれている。

◆截金(きりかね)
金箔等を焼き合わせ厚みをもたせたものを、細く線状または丸・三角・四角等に截り、筆を用いて糊で貼り合わせ、さまざまな文様を表す技法。古来より仏像や仏画の加飾荘厳(しょうごん)として用いられている。


《截金彩色続命縷》《截金彩色盒子》江里佐代子 2007年

《截金飾筥「天空燦花」》江里佐代子 1993年
写真:木村尚達


《毘沙門天立像》江里康慧・江里佐代子 2006年
写真:山崎兼慈

《截金彩色ガラス額装「瑠璃放光」》江里佐代子 2003年
パラミタミュージアム所蔵


《截金「平薬」》江里朋子 2019年


新型コロナウイルス感染症に関する取り組みとお客様へのお願いについて(美術館ホームページ)

展示作品やイベント内容が変更、または中止になる場合があります。
予めご了承ください。


2020年12月25日付け京都新聞に掲載された本展特集記事がお読みいただけます。こちらから

開催期間2021年1月2日(土)~2021年1月24日(日)
時間午前10時から午後7時30分 1月2日(土)は午前9時30分開館
入館は閉館30分前まで
※百貨店の営業時間に準じ変更の場合あり
休館日会期中無休
会場 美術館「えき」KYOTO(JR京都駅すぐ・ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)
ホームページhttps://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/
料金一般…900(700)円、高・大学生…700(500)円、小・中学生…500(300)円
かっこ内は前売りおよび「障害者手帳」を提示の本人と同伴者1名の料金。前売り券は12月5日(土)から2021年1月1日(金・祝)まで美術館「えき」KYOTO(休館日を除く)、京都新聞1階文化センター(窓口営業は12月28日まで)、チケットぴあ(Pコード685-385)、ローソンチケット(Lコード53191)で発売。
お問い合わせジェイアール京都伊勢丹 075(352)1111
主催/後援など主催:美術館「えき」KYOTO、京都新聞
特別協力:平安仏所、パラミタミュージアム
企画協力:イムラアートギャラリー