開催期間:2025年8月30日(土)~2025年10月6日(月)
江戸時代初めの寛永9(1632)年、美濃国(岐阜県)に生まれた円空(1632-95)は、出家後、像を彫りはじめた32歳から亡くなる64歳までの30年余りの間に、日本各地を巡錫(じゅんしゃく)しながら12万体の像を彫り遺したとされています。現在確認されているだけでも、実に5,400余体にも上ります。
本展は、円空没後330年を記念し、今も伝え継がれる円空像の中から、関西初公開を多数含む優れた像を厳選して紹介します。
円空彫像のはじまりとされる自らの悟りの境地を追い求めた<上求菩提(じょうぐぼだい)>と、晩年の庶民を仏の道へ導き救済をめざした<下化衆生(げけしゅじょう)>で構成し、円空の信仰と布教の変遷を、躍動する鑿(のみ)使いで表現されたさまざまな祈りの形でたどります。
◆展示作品(一部)◆
<上求菩提>自らの悟りの境地を追い求めた(32~47歳)
★京都初公開★
(左から)毘沙門天/観音菩薩/不動明王 延宝4(1676)年頃 尾張旭市蔵(庄中観音堂旧蔵)
★展覧会初公開★
十二神将 延宝元(1673)年頃 正覚寺蔵
★展覧会初公開★
不動三尊 延宝4(1676)年頃 長養寺蔵
<下化衆生>庶民を仏の道へ導き救済をめざした(48歳~)
★京都初公開★
青面金剛神 貞享元(1684)年以降 永昌寺蔵(梅谷寺旧蔵)
★関西初公開★
地蔵菩薩(部分) 元禄4(1691)年 小川地蔵堂蔵(下呂温泉合掌村円空館寄託保管)
★関西初公開★
観音菩薩 貞享3(1686)年頃 個人蔵
◆ギャラリートーク◆
会場:美術館「えき」KYOTO
日時:2025年8月30日(土)、9月7日(日) ①10:30~ ②14:00~(各回約45分)
講師:小島 梯次氏(本展監修/円空学会理事長)
※マイクを使用し、会場内を移動しながらお話しいただきます。
※事前申し込み不要。ご参加には美術館入館券が必要です。
※混雑した場合は、入館制限をさせていただく場合がございます。
開催期間 | 2025年8月30日(土)~2025年10月6日(月) |
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時間 | 10:00~19:30(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 会期中無休 |
会場 | 美術館「えき」KYOTO 〒600-8555 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接 |
ホームページ | https://www.mistore.jp/store/kyoto/museum/event_list/event09.html |
料金 | 一般1,200円(1,000円) 高・大学生1,000円(800円) 小・中学生500円(300円) ※高・大学生の方は学生証をご提示ください ※()内は前売料金。 「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、当日料金より各200円割引。 ~前売券~ 【販売期間】2025年7月11日(金)~8月29日(金) 【販売場所】美術館チケット窓口(休館日を除く)、チケットぴあ、ローソンチケット |
お問い合わせ | お問合せ:ジェイアール京都伊勢丹 TEL: 075-352-1111 (大代表) |
主催/後援など | 主催:美術館「えき」KYOTO、京都新聞 監修:小島梯次(円空学会理事長) 特別協力:円空学会 企画協力:株式会社アートワン |
備考 | ※展示作品やイベント内容が変更、または中止になる場合がございます。 ※本展覧会は事前予約不要ですが、混雑状況によりご入館をお待ちいただく場合がございます。 ※最新情報は美術館ホームページをご覧ください。 |