開催期間:2018年10月20日(土)~2018年11月11日(日)
白沙村荘秋季展として、昭和34(1959)年発足の京都伝統陶芸家協会の60周年記念展を開催します。合わせまして、今春に里帰りを果たしました橋本関雪の文展出品作品「琵琶行」(1910)と「木蘭」(1917)のアンコール展示を行ないます。
白沙村荘 橋本関雪記念館は、日本画家 橋本関雪(1883-1945)が1914年から1945年までの30年間、当時水田の広がっていた銀閣寺の畔に自らの設計により営んだ邸宅です。10000㎡におよぶ敷地には、東山を借景とした池泉回遊式庭園や制作のための画室茶室、持仏堂などが建てられ、日本全国から集められた石造美術の優品が所々に配置されています。今回は、関雪が官展出品作を制作していた大画室 存古桜、そして1938年に関雪が立ち上げた構想に基づき2014年に開館した新美術館において京都伝統陶芸家協会の60周年を記念する展覧会を開催することとなりました。
明治150年にあたる本年は京都伝統陶芸家協会も節目の年でもあり、そのような機会に過去橋本関雪と交流を持たれていた方々の系譜と、この白沙村荘で展覧会を開催出来る事は大変喜ばしく、嬉しい事であります。
かつて ― ではなく、今も ― 。京焼の継承者の方々も、そして京都画壇に属していた我々も。あの頃から150年たった今現在でも、何一つ変わらない美意識に立脚し価値ある文化財を後世に伝えるべく活動を継承している同志なのですから。当時に制作された、関雪と京焼の方々とのコラボレーション作品も幾つか展示されますのであわせてお楽しみください。
【展示会場と内容】
MUSEUMⅠ 橋本関雪作品の展示
MUSEUMⅡ 京都伝統陶芸家協会会員の作品展示
出品作家:三浦竹泉、赤沢露石、浅見五郎助、井上春峰、小川長樂、叶 松谷、澤村陶哉、杉田祥平、諏訪蘇山、高木岩華、高橋道八、松林豊斎、宮川香齋(13名)
MUSEUM Ⅲ 二凌会会員の展示
出品作家:小川裕嗣、叶 具夫、杉田眞龍、三浦實登里、宮川真一(5名)
存古楼 京都伝統陶芸家協会&二凌会会員18名によるチャリティー展示販売会
急遽開催決定!
出品作家によるトークイベント「陶芸の魅力について語ろう」
●日 時:11月4日(日) 午後2時~(約90分の予定)
●会 場:白沙村荘 橋本関雪記念館 2階展示室
●講 師:諏訪蘇山氏、高橋道八氏ほか出品作家
★参加費無料、事前申し込み不要。ただし、当日の展覧会入場者に限る
※11月1日〜11日の期間中は第54回京都非公開文化財特別公開が並行して行われます。この期間中のみ庭園と美術館の入館料受付が別々となります。庭園のみは受付可能ですが、美術館のみの受付は出来ません。第54回京都非公開文化財特別公開についての情報はこちらをご参照下さい。
「名作の帰還」アンコール展示
琵琶行 右左隻
木蘭 右左隻
2018年春、白沙村荘に100年ぶりの里帰りを果たした橋本関雪明治・大正期の文展出品作品「琵琶行」と「木蘭」。
10月20日(土)より開催される「京都伝統陶芸家協会展」に合わせまして、両作品のアンコール展示を行ないます。 また、一緒に帰って参りました昭和期の名作「秋桜老猿」は、11月1日(木)〜11日(日)に行われます「第54回 京都非公開文化財特別公開」にて、一般初公開となる橋本関雪大画室 存古楼二階望楼にて展示公開予定です。
主催:白沙村荘 橋本関雪記念館 公益財団法人 橋本関雪記念館
後援:京都伝統陶芸家協会 京都市内博物館連絡協議会
開催期間 | 2018年10月20日(土)~2018年11月11日(日) |
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時間 | 午前10時~午後5時(最終受付 午後4時30分まで) |
休館日 | なし |
会場 | 白沙村荘 橋本関雪記念館 京都市左京区浄土寺石橋町37 |
ホームページ | http://www.hakusasonso.jp/ |
料金 | 一般1300円、学生500円(大学生以上~学生証をお持ちの方すべて)、 高校生以下無料 ※同伴者付きの場合のみ未就学児見学可能 ※団体割引なし |
お問い合わせ | 白沙村荘 橋本関雪記念館 電話:075-751-0446 |
主催/後援など | 主催:京都伝統陶芸家協会 公益財団法人 橋本関雪記念館 後援:京都新聞 |
備考 | ※11月1日〜11日の期間中は第54回京都非公開文化財特別公開が並行して行われます。この期間中のみ庭園と美術館の入館料受付が別々となります。庭園のみは受付可能ですが、美術館のみの受付は出来ません。 |