開催期間:2019年4月16日(火)~2019年6月16日(日)
茶の湯に関する資料を収集し企画展示を行う「茶道資料館」が開館40周年を迎えます。また、裏千家の歴代家元が収集した文献など約6万点を収蔵する茶の湯の専門図書館「今日庵文庫」も開館50周年となります。
この節目の年を祝して、2019年、茶道資料館では二つの記念特別展が開催されます。記念特別展Ⅰは「裏千家所蔵の優品」と併設展「鵬雲斎コレクション撰」です。ぜひご覧ください。
【前期】4月16日(火)~5月12日(日)
【後期】5月18日(土)~6月16日(日)
裏千家今日庵が所蔵する茶道具や美術工芸品、今日庵文庫所蔵茶書および鵬雲斎(裏千家前家元)のコレクションが展示されます。
消息「雪の文」十二月十八日付 妙庵宛 千利休筆 今日庵蔵
☆★☆★☆イベントレポート「新旧茶道資料館副館長 今日庵文庫長による講演会」
6月5日(水)裏千家センターにて行われた講演会の様子をご紹介します。
伊住禮次朗 氏(茶道資料館副館長・文庫長)
「裏千家所蔵の優品―展示品で語る―」
展示されている作品にまつわるエピソードや歴史的背景を紹介。
「竹釣舟花入」や「引舟香合」のモチーフとなった風景や、移り変わる時代の中で記された「茶道の源意」の意味など、作品鑑賞をより楽しめる解説をされました。
筒井紘一 氏(茶道資料館顧問・前副館長・前文庫長)
「今日庵文庫所蔵の茶書―その収集秘話とともに―」
“ジャーナル” ― 出版することを大切に、茶道資料館・今日庵文庫に長らく関わって来られた筒井氏。
今日庵文庫に所蔵されている代表的な茶書や、過去に開催された「高麗茶碗」や「天目」「交趾」「南蛮物」を扱った展覧会など数々の業績を紹介されました。
また、本日の講演会参加者には特別なお菓子が…
「昔男」
伊勢物語を題材にした一品で、夏らしく爽やかな琥珀糖も添えられています。
(※提供は 6月5日(水)限定です)
本展覧会は 6月16日(日)まで。ぜひ足をお運びください。
開催期間 | 2019年4月16日(火)~2019年6月16日(日) |
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時間 | 午前9時30分~午後4時30分(入館は閉館30分前) |
休館日 | 月曜日(ただし4月29日、5月6日は開館)、5月7日 展示替え期間(5月13日~17日) |
会場 | 茶道資料館 京都市上京区堀川通寺之内上ル寺之内竪町682 裏千家センター内 |
ホームページ | http://www.urasenke.or.jp/textc/gallery/tenji/index.html |
料金 | 一般1000円、大学生600円、中高生350円、小学生以下無料 |
お問い合わせ | 茶道資料館 075-431-6474 |
主催/後援など | 主催:茶道資料館 共催:京都新聞 |