アート・展示
終了

開催期間:2016年2月6日(土)~2016年3月27日(日)

◆終了◆ 「ビアズリーと日本」展

◆終了◆ 「ビアズリーと日本」展

19世紀末、イギリスのイラスト界に彗星のように現れた夭折の天才画家、オーブリー・ビアズリー(1872-98)。わずか6年に満たない歳月で産み出された独創的な作品は、大正期の日本にも大きな影響を与えました。本展では、妖しい魔力に満ちたビアズリーの作品と、その世界から発想を拡げた日英のアーティストの作品をイラスト、版画、装幀本を中心にご紹介します。

1890年代、彗星のように画壇に登場し、イラスト界に旋風を巻き起こした夭折の天才画家オーブリー・ビアズリー(1872-98)。そのビアズリーのイラストで飾られたオスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』英訳版が1894年に世に出るや、一躍、19世紀末のイギリスに「ビアズリー時代」と呼ばれる熱狂を巻き起こしました。

ビアズリーの影響は、欧米の美術の動向に熱いまなざしを注いでいた大正期の日本にも伝わります。多くの芸術家や文学者がビアズリーの虜になりますが、なかでも本を活躍の場とする版画家や挿絵画家、グラフィックデザイナーへの影響は絶大でした。一方、ビアズリー自身もヨーロッパを席巻したジャポニスムの洗礼を受け、初期の作品には日本美術、特に浮世絵にヒントを得た構図や描法を見ることができます。

本展は19世紀末から20世紀にかけて、ビアズリーを軸に展開した日英のアートの相愛関係を、およそ270点のイラスト、版画、装幀本でご紹介します。わずか6年に満たない歳月を駆け抜け、常に高い完成度の独創的な仕事を遺した奇才ビアズリー。現代イラストの原点とも言えるその傑作の数々と、妖しい魔力に満ちたビアズリーの白黒の世界から養分を吸い取り、独自の花を咲かせた日英のアーティストたちの個性あふれる作品をお楽しみください。

開催期間2016年2月6日(土)~2016年3月27日(日)
時間午前9時30分~午後5時
休館日月曜日(3月21日は開館、翌22日休館)
会場 滋賀県立近代美術館
大津市瀬田南大萱町1740-1
ホームページhttp://www.shiga-kinbi.jp/
料金一般1000(800)円/高大生650(500)円/小中生450(350)円
※かっこ内は前売り、および20名以上の団体料金
お問い合わせ滋賀県立近代美術館
電話:077-543-2111
主催/後援など主催:滋賀県立近代美術館、京都新聞、BBCびわ湖放送
後援:ブリティッシュ・カウンシル、滋賀県教育委員会