2019年秋に急逝した染織史家・吉岡幸雄氏を追悼し、その業績を回顧する没後初の展覧会を実施します。
吉岡幸雄氏は江戸時代末期から続く染色工房「染司よしおか」の五代目当主で、染織の研究者でもありました。吉岡氏は古来の文献や伝世の染織遺品を研究し、伝統の色彩を求め、社寺の祭祀や古典文学に表される装束の再現・復元に力を尽くしたのです。
本展では、吉岡氏の美への憧憬と本質を見極める眼、そしてあくなき探求心によって成し遂げられた仕事と蒐集の軌跡を紹介します。
※会期中展示替え有
前期:1月5日(火)~2月21日(日)
後期:2月23日(火・祝)~4月11日(日)
昨年に開催し話題を呼んだ展示の第2弾!京都で活躍した仏師・畑治良右衛門が伝えてきた仏像のひな型420件の中から、前回展示しなかったものを、畑氏にまつわる新たな資料とともにご紹介します。
画壇の重鎮として活躍していた日本画家・堂本印象は、新しい日本画のあるべき姿を模索して、1952年に半年間のヨーロッパ旅行に出かけました。
印象は憧れの西洋古典美術のほか現代美術の動向にも触れ、今後の進むべき道を確信します。
本展では帰国後に発表した「メトロ」のほか、ヨーロッパ滞在中に描いた現地のスケッチや油彩画、ヨーロッパ旅行に関連して制作された作品などを紹介します。
ヨーロッパ旅行で印象が目にした様々な風物をともに味わってみてください。
なんとなくわかったような気がしている「視覚文化」について理解を深めるための連続講座を開講します。
「視覚の文化地図」をテーマに、美術(浮世絵/日本画/洋画)、写真、マンガ、ポスター、装丁、テレビCMなどを題材に専門家が「視覚文化」を語ります。全8回。
是非お申し込みください。
2008年より10年以上にわたり開催してきました「京都 日本画新展」。京都ゆかりの若手作家たちが日本画を描くことを応援し、その活動の場を提供してきました。現在では本展に出品した多くの作家が多方面で活躍しています。今回も京都ならではの日本画展として「京都 日本画新展」を開催します。大賞、優秀賞、奨励賞受賞作をはじめ、推薦委員から推薦を受けた20~40歳代までの39作家の作品を一堂に展覧。あわせて推薦委員の新作等も発表します。
※作品は大賞 石橋志郎「Tone」
※美術館「えき」KYOTOでの展示は終了いたしました(2月8日)
京都府内在住・在学の小中学生を対象に、新春恒例の「京都新聞書き初め展」の作品を募集します。ふるってご応募ください。