「世界文化自由都市宣言」40周年を契機に、文学の更なる振興とともに、京都の歴史と幅広い魅力の再認識、「文化都市・京都」の更なる発信につなげるため、2019年4月、京都文学賞は創設されました。
第1回募集では、一般・中高生・海外の3部門で計537点の作品、定員40名に対し87名の読者選考委員の御応募を頂き、一次、二次、最終選考を経て、一般・中高生部門の各受賞作品2作品及び海外部門の奨励作2作品が選定されました。一般部門の受賞作2作品は協力出版社からの刊行が予定されています。
今回も、「京都」を題材とする小説と選考に参画いただく読者選考委員を募集します。
大きな困難に直面するいま、これまでの枠にとらわれない、皆様の「京都」を描いた物語をお寄せください。ことばの力で、新たな希望のあかりを灯すような作品を心からお待ちしています。
西暦前5世紀ごろ、ブッダとなって仏教教団を誕生させたガウタマ・シッダールタ(釈尊)。釈尊の活動を支え、教えをつないだ弟子たちの姿は、仏教経典の中に物語となって伝えられています。
本展では最も活躍した10人の直弟子(十大弟子)や、涅槃時に後を任された16人の高弟(十六羅漢)をはじめとする出家者、在家信者らの個性や生活に注目。彼らの姿を絵画や彫刻、仏教経典を通して紹介します。
日本を代表する美しい花木で、吉祥の花として古くから愛され多くの絵画や工芸品のモチーフとして取り上げられてきた「椿」。
本展では、椿をテーマにした美術品の収集で知られるあいおいニッセイ同和損保コレクションから、尾形光琳・乾山の工芸品をはじめ、横山大観・村上華岳・徳岡神泉・奥村土牛・堀文子などの日本画、岸田劉生・熊谷守一などの洋画もあわせた57点の作品を展示します。
橋本花・牧進・鳥海青児など、京都で紹介される機会の少ない作家の作品にも注目です。
豪華メンバーによる、椿をモチーフにした作品の数々をお楽しみください。
また、堂本印象美術館コレクションのなかから、
椿を描いた堂本印象作品とスケッチ11点もあわせて紹介します。
《劇場》《海景》等の写真シリーズで世界的に知られる現代美術作家・杉本博司氏。
細見美術館では、自身のコレクションで床飾りのしつらえを行った「趣味と芸術ー味占郷」展(2016)、リスペクトする謎のコレクター夢石庵の美意識を再現した「末法」展(2017)と、杉本氏の視点で日本美術を紹介する展覧会をこれまでに2回開催してきました。
第3回目となる今回のテーマは「表具」。
本展は、杉本氏が自身の作品や古今東西の蒐集品を独自のイメージやセンスで新しい姿に仕立てた”杉本表具”を展観する第一部と、杉本氏が細見コレクションから選んだ作品と”杉本表具”が競演する第二部からなる二部構成で、数寄者・杉本氏の美意識と表現世界に迫ります。
※会期中展示替え有
前期:4/4(土)~7/12(日)
後期:7/14(火)~9/6(日)
祇園祭の展覧会を開催します。
山鉾を飾る希少な懸装品や装飾品等から、京都の祇園祭の全貌が見られます。
さらに、山鉾に込められた物語や歴史、その技術と芸術から、祇園祭の本質に迫ります。
樂焼の代表といえば、赤茶碗、黒茶碗ですが、樂歴代はさまざまな茶の湯の道具も手がけました。それらの作品は、緑や黄、赤など彩り豊かに表現されています。本展では、樂歴代が作り出した茶碗を中心に、茶の湯の「用」にあわせた作陶の広がりをご覧いただきます。
豊臣秀吉は1586~7年に、明智光秀が築城した坂本城を大津に移し、物資輸送の拠点としました。さらに大津城主の公用を務めさせるため船持仲間「大津百艘船」を組織しました。
本展では、その仲間に保有されてきた史料群が、国の重要文化財に指定されたことを記念して、古文書・歴史資料を一堂に展示し、江戸時代の琵琶湖水運の歴史を紹介します。