志野流は、室町時代に香道の基礎を作り、流儀としての香の作法、精神を現代に至るまで五百年にわたり途切れることなく継承してきました。日本文化の結晶ともいうべき香道を、初代志野宗信から連綿と守り抜いてきた志野流五百年の道統を紹介します。
地球環境への意識の高まりやテクノロジーの進化など、人間社会のあり⽅が⼤きく変化する現代は、新たな視点が求められる時代だからこそ、人間こそがなしうることの重要性が改めて問い直されています。
本展では、企画・監修者にデザインを軸としてリサーチと思索を重ねてきた川上典李⼦⽒(武蔵野美術⼤学客員教授)を迎え、人間や地球の歴史を意識しながら、柔軟な発想でめざましい活動を展開する日本のアート、デザイン分野の気鋭の20作家(個人・チーム)を取り上げます。
1970年代、1980年代生まれを中心とした参加作家による新作や初公開作品を多数紹介する本展では、過去と未来、自然と人⼯、情報環境と実社会といったさまざまな関係性を軽やかにつないで再解釈する彼らの作品や活動から、世界が直⾯する激動の時代に求められる「創造へ向かう跳躍するエネルギー」が鮮やかに浮かび上がることでしょう。
2年目のJ1リーグに挑む京都サンガF.C.!
来る2月18日、サンガスタジアム by KYOCERAで鹿島アントラーズとの開幕戦を迎えます!
3季目となる曺監督、そしてクラブ史上最年少主将・川﨑選手のもと、さらなる高みを目指す京都サンガの活躍に期待し、今シーズンも一丸となって応援しましょう!!
夏季までのホームゲーム日程をお知らせします(今後変更となる場合があります)。
工芸の様々な分野で活躍する「工芸美術 創工会」の会員それぞれの作品を一堂に集める展示を開催します。未来を担う会員作家の作品を紹介する《主要展示》と、文化勲章受章者や文化功労者をはじめとする会員作家の代表作品に加え、作家人生のターニングポイントとなった作品を展覧する《特別展示》の二部構成です。その創造性と多様性をご覧いただける展覧会とし、多くの方にご覧いただくとともに、これから美術を志す若者や未来を担う作家たちに刺激と希望を与えられる機会となれば幸いです。
アール・ヌーヴォーの代表的な画家として知られるアルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は、サラ・ベルナールの演劇ポスター「ジスモンダ」をはじめとする数々のポスター作品で知られていますが、実際に彼が手掛けたジャンルは非常に多岐にわたりました。ミュシャ作品に特徴的な優美な女性像と花々を組み合わせたグラフィックおよびプロダクトデザインは、絵画作品とはまた異なる魅力を宿しています。本展では、チェコ在住のズデニェク・チマル博士のコレクションから、ベル・エポックの時代を象徴するミュシャ芸術の中で、とくにデザインの仕事に着目し、マルチ・アーティストとしてのミュシャについてひもときます。様々な形のミュシャ作品をお楽しみください。
「第55回京滋職域・団体囲碁大会」を開催します。本大会は同一職域あるいは団体でチームを組んで対抗戦を行います。今年も3人1組で行います。ぜひご参加ください。
大正から昭和にかけて京都で活躍した日本画家、甲斐荘楠音(かいのしょう・ただおと/1894-1978)。国画創作協会で彼が発表した作品は美醜を併せ吞んだ人間の生を描いて注目を集めましたが、やがて映画界へ転身し、風俗考証等で活躍したこともあってその画業が充分には顧みられない時期が続いていました。1997年、京都国立近代美術館で開催された「甲斐庄楠音展」は彼の画業について再評価を促したといえますが、その際、映画人としての側面については大きく取り上げることができませんでした。今回は、彼が手がけた時代劇衣裳が太秦で近年再発見されたことを受け、映画人・演劇人としての側面を含めた彼の全体像をご覧いただきます。
鎌倉時代の歌人・藤原定家が編んだ秀歌撰である小倉百人一首は今なお多くの人々に親しまれています。
今回の企画展では、百人一首ゆかりの書や絵画をご覧いただくとともに、百人一首の歌人の中から在原業平に着目し、彼が主人公とされる『伊勢物語』の各段を彷彿とさせる名作をご紹介します。
展覧会を通じ、2つの古典文学作品により親しんでいただける内容となっています。
現在福田美術館は約1800点のコレクションを有しています。このうち約200点は元々、国内有数の美術収集家であった山本憲治(1946-2020)氏の所蔵品であり、新しく福田コレクションに新しく加わったものです。
本展は新収蔵品の中から明治から昭和に活躍した有名画家たちの名品をご紹介いたします。
従来の福田美術館の企画展とは一味違ったラインナップをお楽しみください!
日本画家・堂本印象(1891₋1975)は作品制作にあたって、視覚だけではなく、音を作品に込めることも大切にしてきました。
後年には《交響》に代表されるように、音楽作品からインスピレーションを得たり、音楽的な要素を作品に取り入れるなどの表現を行っています。
本展では、小唄にちなんだ大正時代の作品をはじめ、聖歌をなどをモチーフにした戦後の抽象画や音楽をイメージした酒瓶など、音や音楽を感じることのできる多彩な作品を紹介します。
2008年より10年以上にわたり開催してきた「京都 日本画新展」。京都にゆかりのある若手日本画作家たちの制作を応援し、その活動の場を提供してきました。現在では本展に出品した多くの作家が、多方面で活躍しています。
今回も京都ならではの日本画展として「京都 日本画新展」を開催します。大賞、優秀賞、奨励賞受賞作をはじめ、推薦委員から推薦を受けた20~40歳代までの30作家の作品を一堂に展覧。あわせて推薦委員の新作等も発表します。
細見コレクションには、二代古香庵・細見實が蒐集に情熱を傾けた琳派や伊藤若冲の作品のほか、江戸時代のさまざまな絵画含まれています。都市の賑わいや祭礼を描いた屛風や、草花や動物をいきいきと描いた作品、雅やかな物語絵、個性豊かな画家たち…。
本展では、細見コレクションの中から江戸時代に描かれた絵画を展示、人気の琳派や若冲のみならず、これまで紹介する機会が少なかった作品も披露します。多種多様な江戸絵画の豊潤な世界が愉しめます。
絵画や彫刻、そして書、工芸、建築などを中心に展開してきた視覚文化についての理解を深めるための連続講座の第3シリーズを開講します。
「視覚の文化地図」、「視覚文化を横断する」というテーマ に続き、本年度は「視覚文化に分け入る」と総称して、時 代を越えた東西の視覚文化を専門家が語ります。
“ポップ・アートの旗手”アンディ・ウォーホル(1928~87年)
。1958年、彼にとって初めての海外への旅であった世界一周旅行は人生の中で重要な転換期となりました。
旅のハイライトとして訪れた2週間の日本滞在、中でも「京都」での滞在は、見るもの全てがそれ以降の作品に影響を与えたことは言うまでもないでしょう。
後の1974年、彼の2度目の日本滞在の際、原榮三郎(1935~2004年)は同行撮影を行いました。ウォーホルが桂離宮や三十三間堂、祇園など、京都の名所を訪問する様子を写真に記録しています。
本展では、その旅の足跡をたどる約100点の写真を展覧します。彼が当時、この街を歩き、感じた気配を感じながらお楽しみください。