
表千家家元而妙斎宗匠は平成26年に㐂寿を迎えられ、そのご自祝の茶事が平成27年2月から翌年3月にかけて利休居士のわび茶の道統を受け継ぐ家元不審菴において催されました。本展では、その道具組から懐石の献立に至るまでの茶事に込められたもてなしの心をたずねます。
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20性前半のパリで活躍した女性画家マリー・ローランサンの没後60年を記念しての展覧会。初期から晩年にいたるまでの、油彩を中心とした約80点を紹介します。その可憐で気品あふれ、柔らかく愛らしいパステルカラーを用いた色彩による、彼女独特の造形世界をゆっくりお楽しみください。

全国の著名な美術家、宗教家、文化人ら約1,350人から、福祉のために、と寄贈していただいた作品をご覧のうえ、入札でお求めいただきます。

日本画家として知られる堂本印象(1891-1975)。その印象の生誕125年に際して、堂本印象生誕125年「INSHO EXPOSITION~天才!!印象ワールド~」を開催します。本展では、絵画だけではない、印象の知られざる工芸品や商品デザインを紹介。多彩な印象芸術の全容を読み解きます。

超絶技巧と独自の世界感で国内外に多くのファンを魅了する天才画家・伊藤若冲。生誕300年を迎える今年、各地で記念の展覧会等が開催されていますが、本展は、若冲が生まれ育ち、生涯のほとんどを過ごした京都で開催するものです。

この秋から西本願寺で勤められる伝灯奉告法要を記念して、約800年の歴史を誇る浄土真宗と本願寺の展覧会を開催します。本展では、宗祖・親鸞聖人から安土桃山時代に活躍した第11代顕如宗主までの歴代宗主に加え、専如門主に受け継がれてきた法宝物をご紹介するとともに、かつての伝灯奉告法要に関連する映像や資料を展示します。また、国宝「三十六人家集」をはじめとする西本願寺の名宝の数々に加え、各地の浄土真宗寺院に所蔵される多様な法宝物など、約120件を公開します。

「院展」の名で親しまれている日本美術院は、明治31年に岡倉天心の指導のもとに創設された日本画の研究団体です。天心の没後、活動の中断を余儀なくされた時期もありましたが、横山大観らによって再興され、近代日本美術に大きく寄与してきました。昨年100回展を盛会に開催し、本展で101回展を迎えます。

自分にとってかけがえのない一碗を京都在住の著名人、六十数名の方々に出品いただき展観します。ぜひご来場ください。

その卓抜した芸術性で、没後50年を迎える今なお国内外で高い評価を受けている、河井寬次郎の陶芸作品をはじめとする仕事の全貌と、その深い精神世界を辿ります。

日本のハワイアンキルトの第一人者であるキャシー中島さん。2017年に迎えるキルト作家生活45周年を前に、そのパワフルな人生をキルト作品とともに辿(たど)ります。

尾形光琳没後300年、神坂雪佳生誕150年を記念して、「琳派展18 京の琳派―美を愉しむ―」を開催します。本展では、光琳、雪佳のほか俵屋宗達、尾形乾山、中村芳中らの優品を通じて、京都で受け継がれてきた琳派の流れを紹介。細見コレクションによる京琳派の美の世界をお楽しみください。

三代道入(通称ノンカウ)作 黒樂茶碗 「青山」が重要文化財に指定されました。「青山」は、艶やかな黒釉に萌黄色の鮮やかな抽象紋が描かれ、道入作品の中でも極めて斬新な作行きです。樂家初代長次郎を除く樂歴代の中では、三代道入の作品が初めて重要文化財の指定を受けました。本展では、道入の作品を一堂に展観し、その革新的でモダンな作陶の軌跡をたどります。

染色家・三浦景生は、野菜や植物などのモチーフを自由に色彩豊かに表現し、染色界の第一線を走り続けました。本展は、三浦景生の創作の軌跡をたどる初の回顧展です。詩情豊かな造形世界をお楽しみください。

モネ、ムンク、ピカソ、岸田劉生、伊東深水、山口華楊など、誰もが一度は耳にしたことがある美術界の巨匠たち。多くの名品を残した彼らは、子どもの頃はどのような絵を描いていたのでしょうか?描くことに夢中だった小さな巨匠たちが残した足跡をお楽しみください。

大人気鉄道CGアニメ「チャギントン」の世界観が体験できる空間が8月の京都にやってきます。

ダリは版画も面白い! シュルレアリスムを代表する奇才サルバドール・ダリによる斬新な版画表現にスポットをあてた展覧会。円熟期から晩年までの200点以上の作品を紹介します。

さまざまなテーマを設け、収蔵品の多彩さや秘められた輝きを紹介してきた京都市美術館コレクション展。第50回の節目を迎える本展では、同館の珠玉のコレクションを紹介します。京都画壇の名品をはじめ、京都の伝統と創造のきらめきを反映する作品の数々をご堪能ください。

独創的な表現で人々を魅了する画家・伊藤若冲。生誕300年を記念した本展では、当館の若冲コレクションを一堂に展示するほか、京都にある若冲ゆかりの寺院が所蔵する作品、弟子の作品や文献資料を併せて紹介します。

1970年代より長年にわたり多方面で活躍したイラストレーターの安西水丸氏の大規模作品展を開催します。画面の要素をできる限り削ぎ落としながらも、柔らかくユーモアに溢れた作品の数々をご堪能ください。

16世紀、樂家初代長次郎により生み出された「樂焼」。その後、約450年もの間、歴代14人が「吉左衞門」を名乗り、それぞれの時代を生き、決して踏襲することなく己の世界を築いてきました。本展では、歴代の作品を展示し、各々の時代の中での創造性に視点をあてます。