今回で6回目の開催となる、日本でも数少ない国際的なフォト・フェスティバル「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。15あるメインプログラムのうちのひとつ、「ジャン=ポール・グード So Far So Goude」を紹介します。
白沙村荘 橋本関雪記念館では、今春新たにコレクションに加わった3点を展示する展覧会「名作の帰還~琵琶行・木蘭・秋桜老猿」が開催されています。このたび関連イベントとして、庭園のライトアップと展覧会解説付きの特別鑑賞会を実施します。ぜひご参加ください。
日常のものを題材にして見立てた写真作品を2011年から一日も休むことなくインターネット上で発表している田中達也さん。
朝の連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックで目にした方も多いのではないでしょうか?
ちょっと不思議な田中さんの世界にぜひ遊びに来てください。
日本刺繍の普及をライフワークに、個展やワークショップに取り組んでいる日本刺繍作家・草乃しずか氏。一針一針に情感のこもった彼女の作品は国内や海外で高く評価されています。
堂本印象の名作と美術館建築がともに楽しめる、京都府立堂本印象美術館。同館は堂本印象の芸術そのものといえます。そのことを大切に、半年ぶりに生まれ変わります。リニューアルオープン記念展の第一弾として、「堂本印象 創造への挑戦」を開催します。一つの様式に安住することなく、常に新しい日本画を追求し続けた堂本印象の多彩な画業を紹介します。
明治時代、政府は殖産興業や輸出振興政策を推進。
1873年のウィーン万国博覧会への参加をきっかけに日本の工芸品への関心が世界的に高まりました。
本展では、当時の技術力を結集して作り出した工芸品の数々と共に、工芸図案などを描いた日本画家たちの作品など、明治の美術品を一堂に展観します。
能と茶の湯、特に能面と樂茶碗に焦点を当てた展覧会「開館40周年記念特別展 能と樂茶碗 幽玄と侘び―形の奥にある美意識」を開催します。
櫻谷文庫では、木島櫻谷(このしま・おうこく)の生誕140年を記念して開催される「木島櫻谷展 近代動物画の冒険」(泉屋博古館分館/東京)の会期にあわせて櫻谷文庫は、櫻谷自ら設計に関わり建造した京都衣笠の邸宅・櫻谷文庫特別公開を実施いたします。
京都・岡崎の地に建つ細見美術館は、平成30年(2018)に開館20周年を迎えます。細見美術館は平成10年(1998)の開館以来、日本美術の魅力を多角的に発信してきました。このたび、開館20周年記念展として、二つの展覧会が企画されました。第二弾は「抱一の花・其一の鳥」と題し、細見コレクションから酒井抱一、鈴木其一に焦点を当て、江戸琳派の優美にして瀟洒な花鳥画を展示します。
大切な茶道具が受け継がれるとき、そこに添えられる仕覆や箱書、極めや書簡。そんな付属品の数々をお道具とともに展示します。新緑まばゆい東山の景色とともに雅な茶の世界をお楽しみください。 ※会期中展示替えがあります。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)は、イギリスで最も偉大な画家のみならず、風景画の歴史のなかで最も独創的な画家のひとりです。卓越した技法によって、嵐の海景、崇高な山、穏やかな田園風景など、自然の多様な表情を描くとともに、歴史風景画にも取り組みました。光と空気に包まれた革新的な風景表現は、今日においても多くの芸術家にとって、インスピレーションの源になっています。本展では、最新の知見をもとにターナー芸術を再考し、その核心と魅力に迫ります。ターナーの画業と芸術の全貌を明らかにするため、4つの章(「地誌的風景」、「海景」、「イタリア」、「山岳」)を設定し、各章にふさわしい選りすぐりの油彩画、水彩画約70点や版画作品を、スコットランド国立美術館などイギリス各地と日本国内の美術館からご紹介し、展観する貴重な機会となります。
1853年にオランダに生まれたフィンセント・ファン・ゴッホは、1886年にパリに移り、この地でさまざまな刺激を受けながら、自らの絵画表現を模索していきます。そこで大きな役割を果たしたものが、日本の浮世絵でした。ファン・ゴッホは、浮世絵をはじめとする美術作品や日本を紹介した文章を租借しながら、独自の日本のイメージを醸成し、1888年には、芸術家たちの共同体を作ろうと南仏のアルルへ赴きました。大いなる期待を胸に訪れたこの地を、彼はしばしば日本と重ね合わせています。
ファン・ゴッホにとって日本は、創意の源であり、夢にまで見た理想郷だったのです。
1890年、ファン・ゴッホはパリ近郊のオーヴェール=シュル=オワーズで亡くなります。その後、今度は日本人がこの画家を賞賛し、理想化するようになりました。
ファン・ゴッホが最晩年に交友を持ったオーヴェールの医師ガシェの一族のもとには、3冊の芳名録が残されていました。そこには、1920年代に憧れの画家の終焉の地を訪れ、その足跡をたどった日本の画家や文学者たち240名あまりの署名が記されています。
この展覧会では、ファン・ゴッホと日本との相互の関係に2部構成でスポットをあてます。
日展を鍛錬の場とする京都書壇の大家から新進気鋭の作家まで、清新な感性と技法の作品を展観します。
全国の小盆栽の愛好家が丹精込めて育て上げた五葉松、黒松、梅もどきなどの小品、中品、貴風盆栽約150席を一堂に集めた小品盆栽フェア 第43回「雅風展」を開催します。
京都・岡崎の地に建つ細見美術館は、平成30年(2018)に開館20周年を迎えます。細見美術館は平成10年(1998)の開館以来、日本美術の魅力を多角的に発信してきました。このたび、開館20周年記念展として、二つの展覧会が企画されました。記念すべき第一弾は「はじまりは、伊藤若冲」と題し、細見コレクションを代表する若冲に焦点を当てた展覧会です。
京都市美術館は1933(昭和8)年に設立された公立美術館です。開館以来、近現代美術作品の鑑賞と発表のための、西日本最大の舞台のひとつとして、戦後日本文化のなかで大きな役割を果たしてきました。同館所蔵のコレクションは多岐にわたり、近現代の日本画・洋画・彫刻・工芸・書・版画など約3,400点を所蔵しています。なかでも京都画壇で活躍した美術家たちの作品群は、他に類を見ない豊かさを誇っています。
本展覧会では、2019年度内のリニューアルオープンに向け、現在本館が閉館中である京都市美術館所蔵の数ある珠玉の作品の中から日本画を中心に、34名の作家による美しく艶やかに描かれた“きもの美人”約40点を紹介します。近代の画家たちが描いたさまざまな女性像をお楽しみください。
作品画像=上村松園《春光》(部分)昭和初期 京都市美術館蔵
明治40年に第1回文部省美術展覧会(略して文展)を礎とし、「帝展」「新文展」「日展」と名称を変えつつ、常に日本の美術界をリードし続けてきた日展は今年110年を迎えます。日本画と西洋画、彫刻の3部制で始まりましたが、昭和2年に工芸美術を加え、昭和23年は書が参加しました。現在では、各部門において日本の美術界を代表する巨匠から、第一線で意欲的に活躍している中堅、新人を多数擁して世界にも類のない一大総合美術展として、全国の多くの美術ファンを集めています。
相国寺の開山国師・夢窓疎石(1275~1351)は、「夢窓疎石墨蹟 蕩子生涯偈」(今回出陳作品)に「父にはぐれた流浪の子には財産などなく、ただ渓に山、雲に月だけがわが家宝」と中世の山水観を記しています。
柳宗悦が日本各地で蒐集した民芸品を中心に、各地の民藝館の所蔵品も加えた、江戸末期から昭和時代までのおよそ170点。日本人の日常の美意識のルーツがここに。
人の動きに合わせて光や音、映像がさまざまに変化する体感型の展示イベントです。魔法にかけられたような、不思議な世界をお楽しみください。美術館の新たな魅力を発信していく企画です。