皇位継承に伴う祭祀として平安時代以来、京都で磨き上げられた宮廷文化の精粋、「御大礼」。本展では江戸時代以降の「御大礼」(即位礼と大嘗祭)を伝える貴重な史料、絵図、絵巻、屏風などを展示します。さらに大礼関係の建築や儀礼を再現した復元模型・装束なども陳列し、その全貌に迫るとともに、舞台となった京の町や人々との深いかかわりを探ります。
※細見美術館(9月1日~10月8日)、京都市美術館別館(9月1日~9月15日)、みやこめっせ(9月19日~9月27日)と会場ごとに会期が異なります。ご注意ください。なお、みやこめっせの展示は京都市美術館別館からの展示移動が中心となります。
世界各地を拠点に活躍する動物写真家・岩合光昭。中でもライフワークでもあるネコの写真からは、ネコたちがあらゆる地域で愛されていることを実感できます。この機会に「イワゴーネコワールド」をぜひ、ご堪能ください。
©Mitsuaki Iwago
8月13日(月)まで髙島屋で開催中の「チャギントンランドMINI2018サマーフェスティバル in Kyoto」。大人気鉄道CGアニメ「チャギントン」の世界観が体験できます。
比叡山山頂の庭園美術館ガーデンミュージアム比叡では、夜間イベントとして「~光の庭園~ジャルダン・デ・ルミエール」を開催します。真夏の夜を彩る幻想の世界へお越しください。
シリーズ展2「仏教の思想と文化-インドから日本へ-」と特集展示「近世京都の寺社参詣」を紹介します。
本展では風景というテーマに注目し、葛飾北斎や歌川広重などによって大成された風景画を新しい形で表現した新版画の魅力に迫ります。川瀬巴水と吉田博の作品を中心に、日本各地の四季折々の情景を豊かな色彩で捉えた作品約100点で、新版画ならではの写実的な風景をお楽しみください。
米国サンタフェ(ニューメキシコ州)在住のリー・ダークス氏は、空軍士官として日本に駐留したのを契機に日本文化に関心を持ち、浮世絵版画の名品を収集してきました。本展覧会では、浮世絵の祖・菱川師宣、美人画の喜多川歌麿、役者絵の東洲斎写楽、そして葛飾北斎や歌川広重など代表的な浮世絵師の優品のみを集めたダークス氏のコレクションを初公開します。
※前期(7/3~8/5)、後期(8/8~9/30)で全点展示替えをします。
広島県呉市下蒲刈にある蘭島閣美術館は、1991年の開館以来、日本の近現代絵画や地元ゆかりの作家の作品を数多く収集しています。なかでも、日本の近現代絵画は開館当初から重点を置いて収集が進められてきました。
本展では蘭島閣美術館の近現代絵画コレクションの中から、京都を拠点に活動した作家に注目。福田平八郎、小野竹喬、山口華楊をはじめとする昭和期の作品から、竹内浩一、渡辺信喜、岡村倫行など現代に活躍する作家の作品を取り上げ、彼らが描いた花鳥や風景、人物などの表現を改めて京都衣笠の地で紹介します。
普段、京都で目にすることが少ない作品の数々をこの機会にお楽しみください。
昭和16年(1941)に竹内栖鳳、菊池契月、西山翠嶂、川村曼舟、橋本関雪らにより発足した「京都日本画家協会」。会派を超えた京都画壇の総合的な団体として、現在、京都を中心に活躍する約600名により構成されています。2016年から2018年の三年間にわたり、すべての所属作家の作品世界を紹介する本展覧会は、様々な画風が一堂に並ぶ国内随一の規模を誇る日本画展です。今年はその三年目。日本の風土に根ざした穏やかな心地よさと感動を呼ぶ日本画の世界をお楽しみいただけます。
<判じ絵>と呼ばれる遊びが、江戸時代に広く庶民に流行しました。<判じ絵>とは絵に置き換えられた言葉を当てる“絵で見るなぞなぞ”で、その題材としては人名や地名、名所、動植物、道具類など実にさまざまなものが取り上げられました。判じ絵は「音」を絵に置き換えて描いたものなので、全く無関係なものの組み合わせや、人や物がありえないシチュエーションで描かれた摩訶不思議な絵がたくさん登場します。
本展では、<判じ絵>を数多く所蔵する蛇足庵のコレクションより、選りすぐりの作品約100点をご紹介。笑いを誘う絵を見る楽しみと、隠された言葉を推理する楽しみを同時に味わえる<判じ絵>をこの機会にご観覧ください。
住友邸宅を飾った日本画家たちのくせのある名画、勢揃い!!
住友家に伝わった近代日本画の名品を、画家の筆ぐせからご鑑賞いただく展覧会を開催します。明治後期から昭和にかけて、大阪や京都、東京にあった住友家では、それぞれの地域の画壇に所属する日本画家たちの作品がかけられ、鑑賞されていました。東山魁夷、菊池容斎、富岡鉄斎、竹内栖鳳など近代ならではの表現を求めた日本画家たちの腕くらべをお楽しみください。
人間国宝の作品6点をはじめ、全204点の入選作を一堂に展観します。
染織工芸技術の保護・育成と創意ある展開をもとめ「第52回日本伝統工芸染織展」を開催します。
第104回「光風会展」京都展を開催します。会員・会友・一般入選作品の合計約145点を展覧。是非ご高覧下さい。
樂美術館開館40周年、金剛能楽堂開館15周年を記念し、「能と樂茶碗~根底にある美意識~」を開催します。長い歴史の中で、深く影響を及ぼしあってきた能と茶の湯。本イベントでは、なかでも深い関係のある能と樂茶碗に焦点を当て、その共通する美意識を探ります。
1965年から、マネキン会社に勤める傍ら、創作人形を創り始めた与勇輝氏。与氏の手から創り出された人形たちは、日本のみならずフランスやブラジルなど海外でも高く評価され、国や世代を超えて愛されています。半世紀にわたり人形を創作し続けてきた与氏の軌跡をご覧ください。
2018年は日仏友好160周年、さらには、京都市とパリ市が友情盟約締結60周年を迎えます。
この記念すべき年に、フランスの偉大なアマチュア写真家 ジャック=アンリ・ラルティーグの写真展を開催します。
今から約2500年前、インドで生まれ育った若き思想家が、この世の真理を悟りました。青年の名は、ガウタマ・シッダールタ。仏教の開祖「お釈迦さん」その人です。
本展では、お釈迦さんが実際に生きた紀元前5世紀頃のユーラシアの歴史を示す出土品をはじめ、伝説に彩られたその生涯を表した経典や美術品、そして追慕する儀礼に用いられる本尊など、重要文化財21件を含む約130件を展示。開祖に人間としての姿を求め、超人化、伝説化されていく様子を紹介します。
約2500年前に若き思想家が紡いだ言葉は、仏教となり、現代にまで伝えられています。人生の苦しみと真摯に向き合ったシッダールタという「人間」を思い描きながら、改めて仏教に触れることで、現代のさまざまな課題と向き合うヒントを得られることでしょう。 【写真:誕生釈迦仏立像 統一新羅(8~9世紀) 広島・康徳寺】
写真家・蜷川実花が京都と花街の魅力を華麗に撮り下ろす!
京都は、建都1200年以上の歴史を持つ日本文化の中心でありながら、同時に時代の先端を行くアートや研究が生まれる特別な場所であり続けています。
京都の五花街(祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東)は、それぞれの伝統文化、伎芸を大切に守り、女性たちの手によって、未来へとつなげてきました。
本展は、現代日本を代表する写真家・蜷川実花が京都の芸妓や舞妓を2年以上の歳月をかけて撮り下ろした作品の数々を展示し、「京の幻想四季絵巻」へといざないます。
※作家都合により、出展作品に変更がございます。予めご了承ください。
今回で6回目の開催となる、日本でも数少ない国際的なフォト・フェスティバル「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。15あるメインプログラムのうちのひとつ、「ローレン・グリーンフィールド GENERATION WEALTH」を紹介します。