【滋賀県立美術館は2021年にリニューアルオープンしました!】
京都画壇を代表する画家で、滋賀県膳所中ノ庄村(現・大津市)出身の山元春挙が生誕150年を迎えることを記念し、その画業を一望します。
膳所出身の画家・山元春挙の生誕150年を記念し、山元画塾での活動をはじめ、別邸「蘆花浅水荘」での創作や文人との交流を紹介します。
MIHOコレクションの原点である茶道具から、懐石の器をよりすぐって展観します。日本人の豊かな感性が生み出してきた名品をお楽しみください。
陶産地・信楽では戦後、日根野作三や熊倉順吉の指導で火鉢低迷の苦境を乗り越えました。
本展では活気に満ちた当時を振り返りつつ、いま信楽で話題の作家たちも紹介します。
新春恒例の「第61回滋賀県書き初め展覧会」の作品を募集します。多数ご応募ください。
本年は聖徳太子1400年遠忌、伝教大師最澄1200年遠忌にあたることを記念し、独自の天台宗文化を持つ西教寺と天台真盛宗の至宝をかつてない規模で紹介します。ぜひご覧ください。
「大津」をキーワードに、人と動物の関わりの歴史を、美術品をはじめ考古遺物や歴史資料などに残る動物たちの姿を通して紹介します。
本展では蒔絵が大きく展開・深化した近世初頭から江戸時代前半の作品を中心に、新興の蒔絵屋と伝統的な蒔絵師という二つの流れを紹介し、続く名工誕生の時代までを展観します。
土と対話しながら生み出される土のアートの最先端を、日本やアメリカ、ヨーロッパの今注目される5人のアーティストたちによる人や動物をテーマにした作品を通して紹介します。
1859年、横浜港の開港以降、横浜や東京には、日本中から500を超える陶磁関係の業者が集まり活動を成し、陶磁器産業の中心地となりました。全国の陶産地から素地を取り寄せて輸出向けの絵付けや装飾を施した「横浜焼・東京焼」が誕生。優美で精緻を極めた品々は万国博覧会などへの出品を機に、外国人に人気を博すと、その優美かつ類稀なるデザインでジャポニスムブームを巻き起こし、横浜港から大量に輸出されました。世界に羽ばたいていた横浜焼・東京焼は、輸出品のため、国内には残されておらず、「幻の陶磁器」といわれています。本展では、国内随一のコレクター・田邊哲人氏によって収集された里帰り作品を中心に、日本に現存する優品約140件を一堂に紹介し、超絶技巧と呼ばれる「職人技」の魅力にせまります。
「第36回京都新聞・滋賀書き初め展」の作品を募集・展示します。
独特の窯変が得られる信楽の土は、他に類をみない「奇跡の土」といわれています。信楽地域の古琵琶湖層群からとれる花崗岩由来の白土は長石や石英を多量に含み、コシが強く焼成するとざっくりとした質感と温かみのある色合いが生まれます。現在、信楽では様々な技法が用いられていますが、釉薬を施さない中世以来の「焼締陶器(やきしめとうき)」は、最も信楽の土の魅力を示すやきものといえるでしょう。
陶芸の森では信楽焼を様々な角度から紹介してきましたが、開設30周年を記念する特別展となる本展では、改めて三つの景色から焼締陶器を見つめます。
ネズミから始まりイノシシで終わる⼗⼆⽀は、⽉⽇や時間を知るために定められ、その起源は古代中国にさかのぼるとされています。
⼗⼆⽀にいきものが当てはめられた理由については様々な説がありますが、⽇本では⾃分の⼗⼆⽀を知らない⼈はいないと⾔えるほど浸透しており、多くの⼈々に愛され、多くの芸術家たちの題材となり、絵画や⼯芸作品に表現されてきました。
本展では、江⼾時代初期の画家・狩野探幽の巨⼤な「雲⿓図」、前⽥⻘邨「宇治川の先陣争い」の⾺をはじめ、⼗⼆⽀に選ばれた「いきもの」たちの作品を展⽰します。
同時に、⻑沢芦雪筆「猫と仔⽝図」、歌川広重筆「美⼈と猫図」など猫を描いた絵画をはじめとして、⼗⼆⽀に選ばれなかった「いきもの」たちの作品も展⽰します。また、川合⽟堂「鵜飼図」など嵐⼭の周辺に⽣息する「いきもの」も併せて紹介します。
MIHO MUSEUM は、1997 年11 ⽉の開館以来、古代エジプトから⻄アジア、ギリシア・ローマ、南アジア、中国など、世界の古代美術に加え、わが国の古代から江⼾時代にわたる⼯芸、彫刻、絵画など幅広い分野のコレクションを公開してきました。
本展覧会では、コレクションの原点である⽇本美術をテーマに、約70件の作品を通して、MIHO コレクションの形成・発展の様相を展望していきます。桃⼭から江⼾時代の絵画を中⼼に、それらに⼤きな影響を与えた中国の絵画をあわせた展⽰で、桃⼭から江⼾時代の⽂化が中国的な教養と王朝的な教養、仏教的な教養を基礎として、⽇本独⾃の創造を⽣みだして⾏った様を通観していただけます。
MIHO コレクションから、初公開となる作品を数多く含む、⽇本古美術をお楽しみください。
古来より風光明媚な景勝地として、親しまれてきた湖国・滋賀。
琵琶湖を抱くこの地は良質の陶土を育み、豊かなやきもの文化をつくりだしてきました。そうした風土や伝統に魅せられ、今日でも幅広い作家たちが活動しています。
湖国での暮らしのなかで、彼らは何に興味や関心をもち、作品に表現しているのでしょうか。本展ではこの地の風土と伝統そして交流のなかで、活動を繰り広げる彼らの作品と<ことば>を紹介。現代の多彩な陶芸を展望しながら滋賀の魅力に迫ります。
世界的陶芸家のリサ・ラーソン(1931年スウェーデン生まれ)は、北欧スウェーデンのグスタフスベリ社のデザイナーとして、多くの人々が惹かれるデザインを生み出してきました。本展では、誰もが微笑んでしまう愛らしい動物たちやテーブルウエアなどの、リサのアイデアの源泉に迫ります。
「第35回京都新聞・滋賀書き初め展」の作品を募集・展示します。
※作品展示および表彰式は中止になりました
豊臣秀吉は1586~7年に、明智光秀が築城した坂本城を大津に移し、物資輸送の拠点としました。さらに大津城主の公用を務めさせるため船持仲間「大津百艘船」を組織しました。
本展では、その仲間に保有されてきた史料群が、国の重要文化財に指定されたことを記念して、古文書・歴史資料を一堂に展示し、江戸時代の琵琶湖水運の歴史を紹介します。
2019年4~6月にかけて、フランス・パリ日本文化会館において、ヨーロッパ初となる大規模な大津絵展「OTSU-E:Peintures populaires du Japon(大津絵―日本の庶民絵画―)」が開催され、注目を集めました。
それを記念して、本展ではパリ大津絵展の出品作品から約70点を出陳し、紹介します。
大津市の瀬田川周辺の地域には田上山や金勝山など著名な霊峰があり、古代から仏教・神道の信仰が厚く、今なお多くの文化財が現存しています。
本展では、この仏教・神道文化に注目し、大津市南部周辺に伝わる貴重な仏像や神像、仏画、経典などを紹介します。