絵画や映画など目に見える多様なジャンルを含む「視覚文化」についての理解を深めるための連続講座の第2シリーズを開催します。
「視覚文化を横断する」をテーマに、美術(水墨画/版画/日本画)、写真、映画、新聞などを題材に、専門家がそれぞれの分野を横断しながら「視覚文化」を語ります。
全8回。
是非お申し込みください。
※(2/28追記)3月19日開催の第8回講座の講師・内容が変更となります。
詳細は下記。
約60年にわたる画業において、絵画のみならず彫刻、陶芸、染織、木工、金工に至るまで多彩な創作活動を展開した堂本印象(1891-1975)。1966年(昭和41年)には自身のデザインによって堂本美術館(現・京都府立堂本印象美術館)を立ち上げるなど、生涯に渡ってその表現意欲が衰えることはありませんでした。
堂本印象生誕130年にあたる本年は、印象の創造を前・後編に分けて振り返る記念展を開催します。
後編となる本展は、「日本画家」の枠にとらわれない印象のマルチな創作活動に注目し、工芸品や美術館デザインなど、平面から立体、空間装飾にいたるまで、独特な美のセンスで彩る印象の一面に迫ります。平面から立体まで個性豊かな美意識の世界を紹介します。
千年以上続く日本の伝統文化「能」の世界。奈良時代に大陸から渡来した「散楽」が源流となり、室町時代に世阿弥によって大成された古典芸能「能」は、長い歴史の中で絶えず守られてきました。
演能に用いられる「能面」は一見、無表情に見えますが、舞台では多くの表情を持ち、見事なまでに人間の心理を表現して見るものを魅了します。
本展では、世界的な能面の愛好家であり研究者でもある、スティーヴェン・マーヴィン氏のコレクションを中心に、金剛家、篠山能楽資料館の名品100点を展示します。
幽玄の美である能面の芸術を、ぜひご堪能ください。
和菓子の形を決める上で重要な役割を果たすのが木型です。
鍵善良房に江戸時代から伝わる和三盆糖のお菓子「菊寿糖」も桜の木で作られた木型が使われています。本展では、菓子屋の宝ともいえる大小さまざまな木型を紹介します。
伝説のアートディレクターであり、デザイナーでありながらも、絵本作家として幾多の作品を残した堀内誠一。2022年、生誕90年を迎えることを記念してその画業全般を回顧する展覧会を開催します。
CONNECT⇌_は、障害者週間から始まる、アートを通して共生・多様性について語り合い、考え、実践するプロジェクトです。
障害のある方の芸術活動の支援、鑑賞機会の拡充、さらには障害の有無にかかわらず誰もが芸術文化に気軽にかかわり、相互理解を深めることを目的に2020年から岡崎公園周辺の文化施設にて始まりました。
2021年度のCONNECT⇌_は、岡崎地域だけでなく、京都市域、府域、そしてオンラインでも取り組みを展開し、作品展示やワークショップなど多数プログラムを開催。
芸術文化を通して、さまざまな人と人、人と文化が「CONNECTする(つながる)」ことの可能性や意義について一緒に考えてみませんか。
明治40年に第1回文部省美術展覧会(略して文展)を礎とし、「帝展」「新文展」「日展」と名称を変えつつ、常に日本の美術界をリードし続けてきた日展。
当初は日本画、西洋画、彫刻の3部門でしたが、昭和2年に工芸美術が加わり、昭和23年に書も加わりました。
現在では、各部門において日本の美術界を代表する巨匠から、第一線で意欲的に活躍している中堅、新人を多数擁しており、世界にも類のない一大総合美術展として、全国の多くの美術ファンが関心を集めています。
2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されています。小学生を対象に、楽しくプログラミングを学ぶため、その入口としてトイドローンを使用した講習会を開催します。奮ってご参加ください。
※小学生対象・保護者同伴
1914年、石井柏亭・梅原龍三郎・有島生馬・坂本繁二郎らが結成した『二科会』。常に新傾向の作風を吸収し、岸田劉生・佐伯祐三・藤田嗣治・岡本太郎・東郷青児など美術史上欠かすことのできない多くの著名な芸術家を輩出しています。同会の会員、会友、一般入選の力作をぜひご高覧ください。
◆主な出品作家◆
【絵画】田中良をはじめ、地元の黒川彰夫、中原史雄、田川絵理、
入佐美南子、大渕万弥子、甲津久生、井上邦男、友政光雄、
古保木雄一、冨士谷隆、藤谷進、石橋国夫、北村美佳、
石田勝己、山中惇孝、瀬野道子、根木悟、山岡明日香ほか
【彫刻】吉田二郎、多羅間拓也ほか
【デザイン】下口智弘、梅村万里子ほか
【写真】西岡伸太、寺村千秋、大橋仁三郎、八木富夫、南村初江ほか
総数約280点
作家より~
1930年、日本の洋画壇に閃光が走り美の荒野にフォーブの旗をたて、アカデミズムを排し自らのオリジナリティーを振りかざした作家集団の奔走がはじまりました。
伊藤 廉、川口 軌外、小島 善太郎、児島 善三郎、里見 勝蔵、清水 登之、鈴木 亜夫、鈴木 保徳、高畠 達四郎、中山 巍、林 重義、林 武、福沢 一郎、三岸 好太郎の14人が集い独立美術協会の誕生です。
以来、須田国太郎、野口弥太郎、鳥海青児ら近代美術史に輝く画家を多数輩出し約90年、絶えぬ炎を胸に、互いの美への探求をエネルギーとして、我が国の美術界をリードしてきました。その華麗で重厚なる歴史に培われた先人たちの強靭な作品は「芸術とは何か」を今も問いつづけています。私たちは伝統の上にさらなる未来を目指し、集団の内外に自己練磨の場を得たことを喜びとしてひた走っています。ご高覧くださった皆様が私たち作家と感動を共にしていただけることを願っております。
◆内容◆
文化勲章受章の奥谷博や日本芸術院会員の絹谷幸二をはじめ、京滋の会員作家、平岡靖弘、廣田政生、秋口悠子、木村小百合、山根須磨子、芝田友司、宮腰敏一の各氏など洋画約115点を展覧。
茶道具には、人と人とを繋ぐ様々な物語が込められています。
泉屋博古館では、住友コレクションの中から、珠玉の名品をご紹介する展覧会を開催します。
フランスの国民的写真家ロベール・ドアノー。パリを舞台に多くの傑作を生みだし、ありふれた日常からきらめく瞬間を切り取るドアノーは「イメージの釣り人」と呼ばれ、没後四半世紀以上経つ今も愛されつづけています。
本展は、パリの街角にあふれるシャンソンやジャズなど様々な音楽シーンを題材に1930年代から90年代にかけて撮影された、ドアノー独自の音楽的感覚に富んだ作品と資料、約200点で構成されます。
2018年末から2019年春にかけて、フランス・パリ19区にある“フィルハーモニー・ド・パリ”内の音楽博物館で開催され大好評を博した展覧会を基に、日本向けに再構成されました。
日本天台宗開祖の伝教大師最澄が遷化して1200年の節目を記念して、「最澄ゆかりの地めぐり」周遊デジタルスタンプラリー&フォトコンテストを開催します。
鎌倉時代に、法然(浄土宗)、栄西(臨済宗)、親鸞(浄土真宗)、道元(曹洞宗)、日蓮(日蓮宗)といった各宗派の祖師を輩出した比叡山延暦寺、そして「人間である以上、善を行わなければならない」と説いた最澄の教えは、1200年の時を超えて現代の私たち日本人に何を伝えるでしょうか。新型コロナウイルスに翻弄されるいまこそ、先人の教えに触れてみましょう。
木島櫻谷(このしま・おうこく)は近代の京都画壇を代表する巨匠です。
近年再評価が進み、人気を博しつつある櫻谷芸術の全貌を通覧できる展覧会が福田美術館・嵯峨嵐山文華館の二館合同で開催されます。
京都は、明治以降に建てられた洋風建築や近代和風建築、モダニズム建築など、いわゆる「モダン建築」が数多く現存しており「生きた建築博物館」と言っても過言ではありません。
本展は、京都を代表するモダン建築の一つ、京都市京セラ美術館を会場に、建築を通して京都を知る同館初の大規模建築展です。
貴重な原図面や模型から時代背景を伝える写真や映像、家具まで多様な資料が400点以上展示されます。
また、展示鑑賞と同時に建物探訪や街歩きなども体験し、古建築と庭園だけでない京都のもうひとつの魅力に触れる機会となるでしょう。
泉屋博古館 青銅器館では三千年以上前に作られた中国青銅器の名品の数々を、3つの展示室でテーマ別に紹介しています。4つ目の展示室ではこの秋、新たな取り組みとして「泉屋ビエンナーレ2021」を開催。
太古から引き継がれた鋳金技術の最先端に立つ現代作家9名が中国古代青銅器から着想し、制作した新作を公開します。あわせて作品の元となった青銅器と、作家の従来作品もご紹介。
伝統的な日本の色である「黒と赤」。千利休が求め、初代樂焼・長次郎が生み出した樂茶碗の代表も赤茶碗と黒茶碗です。では、なぜ、利休と長次郎はこの二色を選んだのでしょうか。本展では、代表的な赤・黒茶碗を紹介し、利休と長次郎の二色に込められた思いを探ります。
土と対話しながら生み出される土のアートの最先端を、日本やアメリカ、ヨーロッパの今注目される5人のアーティストたちによる人や動物をテーマにした作品を通して紹介します。
読み書きや自分の考えを整理して表現する力を養うことを目的に2007年から開催している「京都新聞小・中学生新聞コンクール」を今年も開催します。テーマを決めて、自分だけの新聞を作ってみましょう。みなさまの力作をお待ちしています!!!
※なお、「京都新聞スクラップコンクール」は昨年度をもちまして事業を終了させていただくことになりました。何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。
子どもたちの自由な発想と柔軟な感性で、本を読んで得た感想を絵で表現するコンクールです。
今年で51回目を迎えます。ここにご紹介する選定図書は、子どもたちに読ませたい一冊としてもおすすめです。
たくさんのご応募をお待ちしております。
●詳しくはホームページをご覧ください●
https://pr.kyoto-np.jp/concours/books/